抗認知症薬適量処方を実現する会のセミナーに行きました part2 | いつも ごきげん!

いつも ごきげん!

舌癌(2014年)、子宮頸癌&子宮体癌(2016年)の
トリプルサバイバーです。
すべて早期で手術のみの経過観察・・・のハズでしたが、
1年待たずに激レア悪質の子宮頸部明細胞腺癌が
直腸に局所転移してしまいました。
どげんかせにゃいけん!!

ワタシ、長尾和宏先生のファンです。

敬愛申しあげております。(


 関連記事


  尊敬かつ敬愛する医師
  http://ameblo.jp/kobuta-kaeru-sirokuma/entry-12026475185.html


  藤野武彦Dr.&馬渡志郎Dr.の講演会
  http://ameblo.jp/kobuta-kaeru-sirokuma/entry-12081029183.html

藤野先生と馬渡先生のプラズマノーゲンの講演会に

長尾先生もお見えになっていらしたことを知って、

ひと目お会いしたかったと思っておりました。


がんフレンドの皆様の多くが

一度はご覧になったことがあると思われる

朝日新聞デジタルのアピタルの長尾先生の連載、

「町医者だから言いたい!」を愛読しておりました。

その連載のテーマの多くが「認知症」「がん」「平穏死」でした。

生きていくことと共にあることたち…。

母が認知症になり、

さらにワタシ自身ががんサバイバーになってから

より強く意識することになったことたち…。


今回の「抗認知症薬の適量処方を実現する会」の情報をみたとき、

もう、行くっきゃない!!

と思いました。

なんとしても先生のお話しをライヴでお聞きしたかった。


受付を済ませて会場入ったとき、長身の先生とすれ違いました。

こちらに歩いて来られたのが長尾先生だと気づいて

思わず「こんにちは!」とご挨拶しましたら、

「こんにちは!」と返していただき、もう幸先のよいことったら クラッカー

ワタシ、かなりのミーハー(って死語?)。


で、ですね。

コウノメソッドを勉強させていただくようになって、

タッキー(母、90歳)との日々の生活から感じたこと、

自分が舌癌になり、多くのがんフレンドができて感じたことは

「認知症は100人100様、がんも100人100様」

だということ。

長尾先生も全く同じ表現をされて、妙に感動ビックリマーク

先生とワタシとでは内容の深さが天と地の開きがある

ワケなのですが、

そうなの~!!と。


同じ場所が萎縮していても症状の出かたはヒトそれぞれ。

認知症は病理の解明にコダワッテも仕方がない、

と思う今日この頃だったので。

あらわれた症状を治療するによって、

本人とその家族が少しでも安心できなきゃ意味ないし。


今回は認知症がメインで、

がんのお話は少しだけだったのですが、

がんは遺伝子の変異の病気だから、

がんと一口に言っても、ひとそれぞれ遺伝子が異なるので

同じ部位のがんでも、もうヒトそれぞれであると。

近藤医師の放置療法は高齢者や極一部のヒトのためのモノとも。


今回、一番の

行ってよかった!!

はですね、最近の自分を反省できたことなんです。

タッキーはこの1年で、ぷちアパシーがぷちでなくなってきて、

今はもうかなりの無気力、無関心、自発性の欠如なんです。

ほとんどの時間を寝てる。

少し食べる。

起きてるときはほとんどテレビに釘付け。

テレビを見ながら別のことをすることができないので、

食事や服薬・血圧測定のときはテレビを消さざるをえない。

朝や寝る前のルーティンをするときも

すべて指示出しをしないとスルーしてしまう。

「○○した?」と聞いて「うん、した。」と言っても、

90%してない。

ルーティンを習慣化するために付ききりで

毎回アレして、コレしてと。

その必要性を理解してもらおうと、その都度説明して…。

「ちゃんと歯磨きしないと肺炎になっちゃうよビックリマーク

「寝てばかりいると筋肉落ちて歩けなくなっちゃうよ。

 自分から進んで寝たきりになってどうするのはてなマーク」って。


それはそうなんだけど、それじゃまったく楽しくないよね。

それをちゃんと考えて行動できれば

認知症じゃないしね。


3年前のタッキーは脳の萎縮は凄いけど、

いろんなことがまだちゃんとできてた。

脳のCT画像を見て、ワタシは唖然として

そこに写っていたのは、まさにSD(意味性認知症)の画像で。

なのに、まったくフツーに話していて、

タッキーったら河野先生に、

普通のヒトはどんな画像か質問して

河野先生はパソコンから比較するための画像を

捜して見せてくださったっけ。

こんなに萎縮しているのにがんばってるタッキーを

ほめてあげたかった。


ワタシ、最近てーげーでなくて、

いろんなことを、チャンとしなくちゃと思って、

その〈チャンと〉をタッキーにも押し付けていたと思う。


症状を分析しては、歩行は前頭葉の機能不全だわ、

とか、やらなくてはならないこをスルーするのも前頭葉症状だし、

テレビとか掲示物に注意を引かれてしまうのも前頭葉症状。

それを改善するにはどうしたらいいのか?って。

(これはこれで、お薬やサプリメントの変更・調整で

まだ改善できる余地があると思っていますが…。)

とうとう禁煙に成功したので、

報酬系のドーパミン放出が不足してるかも?


講演の中で、長尾先生は「認知症の本質は不安」

だと教えてくださった。

「介護ではなくて快互」

「食べて、笑える」が大切と。


ワタシが舌癌になって手術して、お陰様で経過はよいけれど、

タッキーより先に死ねないと、食事に気をつけたりして

妙に頑張ってたけど、

ワタシのことも、自分のことも、

タッキーはずっと不安だったんだよね。


明日からは「〇〇しないと××になっちゃうよ」

でなくて、「○○するといいことあるよ。」

「ちゃんとして!」 でなくて 「楽しいことしよう!」

に変えて行こうと思います。

長尾先生、ありがとうございます!!


認知症の薬をやめると認知症がよくなる人がいるって本当ですか? 僕が「コウノメソッド」で変わった理由/長尾 和宏

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この本を会場で購入しまして、丸ノ内線の車内で

さっそく読み始めました。

このことについては、前々から知っているつもりでしたが、

長尾先生の視点、診療経験からは何が見えるのでしょうか?

霞が関で乗り換えなのに気がつけば国会議事堂前。叫び

あ、これってデジャブ!?

以前、同じ会議場でDr.河野の講演会があったときも

購入した書籍に入り混んじゃって乗り越してしまったのでした。

経験から学んでないなあ、ワタシ。

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