おはようございます。
珍しく連続アップです(笑)
1月から日本ポールウォーキング協会を通じて、事業受託をすることとなりました。まずは事業内容の把握が必要な為、些か慌ただしくなっております。そして、その事業の1つとして、福島県第一原発の放射能汚染による被災で、住まいを移住せざろうえなかった仮設住宅入居者の健康増進指導を1月下旬に行ってきました。
健康増進指導と言っても、今やありきたりの様ですが、被災者の方々は特別なのです。
田舎暮らしの方は家や庭、田畑等、生活における行動すべてが広範囲になります。居間から台所やトイレが遠く、ご近所まで伺うにも結構歩かなければならず、それが環境として当たり前だったのです。それが急遽、6畳2間で、数歩も歩かずにトイレや近所付き合いが済んでしまい、耕す田畑が無いので、昼間にやる事も無く、1日身体を活動させることが無くなりました。病院に数日間入院したことのある方は経験があると思いますが、3日間入院してベッドから出る事無く過ごした時、退院時に感じる筋力の衰えは驚きます。それが、はや2年。恐ろしい程の早さで「寝たきり」が増加している現実があり、更には「故郷に戻れる事が見えない」、「仕事がない」ストレスの増大やモチベーション低下が、運動増進事業に参加しないという隔たりを産んでいます。実際自分が伺った仮設住宅の運動教室参加者も入居者の1割以下。
そんな状況にあるにも関わらず、そこに目を付ける悪徳商法業者も多く、巧みな話術や理解しづらい説明をして、いかにも儲かればまた家を建てられると住民を騙す輩が後を絶たないそうです。
また、国から助成金が出ても、県外の事業委託業者が多く、結局は県外に金銭が流出し、地元が潤わない悪循環を生み出しています。
伺った1月末はまだ雪が多く残り、中高齢者の野外での身体活動を束縛していました。歩数計を着けている方の1週間の記録も合計で3ケタ!!! 悪循環に拍車をかけていました。
正直、シニアの方々と会話することは非常に好きです。その人生や生活の知恵を聴くと自分に活かせることが多いからです。
しかし、仮設住宅では話を展開するためのキーワードが地雷を踏むことが多く、またそれをフォローする言葉が見つからないのが非常に辛かったです。それでも運動指導を受けに来ていただいた方々には
「戻ったときに2階に上がったり、庭の手入れをしたり、田畑を再び耕す為に運動して、必ず元気に故郷へ帰りましょう!!」
とエールを送りました。また、自分にできる、ありったけの事をしたいと決めた瞬間でもありました。冷静になって考えていられない現実を目の当たりにでき、逃げられず戦う事を決めた人々にも出会い、より具体的にできることがたくさんあることが判り、今がもっとみんなで支えなければならない時期であると思いました。
テレビに映らない被災者達の気持ち、目に見えない放射能が映像で結果を出したがるメディアには興味が湧かず、今やほとんど取り上げられません。「除染作業中」の看板はまだ住まいの近くにもたくさんあるし、桃や林檎の名産地にも関わらず、昨年からぶら下がりっぱなしの実がもの言わず福島の現状を物語っている気がしました。
本日も長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
微力ながら、このブログを読まれた方々が福島に思いを馳せ、何かのきっかけになれれば幸いです。
次回、乞うご期待。