https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191228-00000004-courrier-int
 

「え、クリスマスにケンタッキー?フォアグラじゃなくて?」─「日本の伝統」に驚く海外メディア
 

12/28(土) 19:00配信

 

クーリエ・ジャポン

 




    クリスマスの「ご馳走」として、日本ではすっかり

 

定番となったケンタッキー・フライド・チキン

    だが、海外からはこの習慣は謎の伝統だと思わ

 

れている。

   若者に人気の仏ウェブメディア「コンビニ」が展開

 

するフード専門メディア「クラブ・サンドウィッチ」は、

 

クリスマス・イブの12月24日に「なぜ日本人はクリス

 

マスのお祝いにわざわざケンタッキーを食べるのか

 

?」という記事を掲載し、この謎にせまった。

   記事によれば、フランスでは予算が許せばクリス

 

マスのお祝いには、牡蠣やフォワグラ、シャンパン

 

など普段より豪華な食事を楽しむもの。

 


 

   一方、ケンタッキーについては「鶏肉専門のアメ

 

リカのファストフード」といった程度の認識で、

 

「特別な日のご馳走」というイメージがない。

    そんなフランス人たちにとって、クリスマスとケン

 

タッキーは結びつかないものだ。

 
 



◆マーケティングの勝利


   だが、この伝統を不思議に思っているのは、実は

フランス人だけではない。


   英メディア「BBC」も2016年に「なぜ日本人はケン

タッキー・フライド・チキンでクリスマスを祝うのか」と

いう記事を掲載している。

   同紙はその中で、日本側の関係者への取材を

おこない、伝統の起源を明らかにした。

    ケンタッキーが日本で店舗をオープンしたのは

1970年。その直後、同社の元社長・大河原毅氏は

日本在住の外国人がクリスマスの七面鳥をなつか

しんでいるのを耳にする。


   このことがきっかけで、彼は七面鳥の代わりに

クリスマスにフライド・チキンを売り出してはどうか

と思いついたという。

   こうして、クリスマスのお祝いのための「パーティ

・バレル」が発売された。


   さらに、1974年に「クリスマスにはケンタッキー」と

いう広告キャンペーンが始まると、パーティ・バレル

の人気は日本中に広まり、日本のクリスマスの伝統

となっていった。

   現在では、毎年クリスマスには360万家族の食卓

に登り、日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社

の売り上げは通常の10倍にもなるという(2016年の

記事による)。

   「BBC」の記事では、フランスのアンリヨン・ビジネ

ス・スクールのマーケティング准教授ヨーナス・ロッ

カが、日本でのマーケティング戦略の成功について

以下のように分析している。

   「日本の人口に占めるキリスト教徒は1%程度で、

クリスマスは祝日ではない。なので、一日中時間を

かけてハムや七面鳥を焼いたりして、クリスマスの

食事の準備をするというのは実際的ではなく、代わ

りにケンタッキーを持ち帰ったほう便利なのだ」

   ロッカによれば、これはグローバリゼーションの

ひとつの表れである。


   ある習慣がほかの国に広がっていくときに、その

習慣がさまざまに形を変えていくことはよくあること

なのだ。

 





クリスマスの日って、予約なしに買いに行くと、断ら
れるんですよね。

お店の中で、並んでる人の数を見れば、納得できま
すが。

どの方もパーティーバーレルですものね。

そりゃ、数も足りなくなるのは、納得です。

その日、チキンを食べたいと思ったら、スーパーに
行くか?コンビニですね。

ケンタッキーは、お安くないだけに、普段、お客さん
が、少ないんですが、クリスマスだけは、異常に
お客さんが多い。

不思議な現象です。

記事にある事は、本当なんでしょうが、やはり、
基本にあるのは、「おいしい!」と言う事なんだ
と思います。

普段は、高くて手を出さないけど、その日は、
特別!って理由を付けて、爆買いされている感じ
がします。