2019年11月17日 22:03 スポニチ
第2回WBSCプレミア12決勝 日本5―3韓国
( 2019年11月17日 東京D )
侍ジャパンが10年ぶりに世界の頂点へ立った。
野球日本代表「侍ジャパン」は17日、国際大会
「第2回WBSCプレミア12」決勝で韓国に5―3で
逆転勝利を収めて初優勝。
2009年の第2回WBC(ワールド・ベースボール・
クラシック)以来10年ぶりとなる世界一をつかんだ
。
2015年の第1回大会準決勝で敗れた宿敵・
韓国に雪辱。
主要国際大会では日韓戦4連勝となった。
日本は1次ラウンド、スーパーラウンドともに
第1戦で先発投手を務めた山口(巨人)が先発
マウンドに上がるも2本塁打を浴びて初回3失点
KO。
だが、その裏、今大会絶好調の主砲・鈴木
(広島)がタイムリー二塁打を放って1点を返す
と、2回には2死から会沢(広島)の四球、菊池涼
(広島)の内野安打で一、二塁としてから山田哲
(ヤクルト)が逆転の左越え1号3ラン。
ここまで3本塁打の鈴木以外では侍ジャパン
今大会初アーチとなった山田哲の一発で1点
リードとなって以降は高橋礼(ソフトバンク)、
田口(巨人)、中川(巨人)、甲斐野(ソフトバンク
)が無失点リレーでつないだ。
すると、4―3のまま膠(こう)着状態で迎えた
7回、先頭の坂本勇(巨人)が左翼フェンス直撃
の二塁打で出塁すると、2死後に浅村(楽天)が
右前適時打を放って待望の追加点。
2点リードとなった8回は山本(オリックス)が
ピシャリと抑え、最後は守護神・山崎(DeNA)
で“勝利の方程式”を完成させた。
結局、初回3失点の山口以外は登板した6
投手全員が無失点だった。
前日16日に行われたスーパーラウンド最終
戦(東京D)では両軍合わせて26安打18得点
の乱打戦を10―8で制してファイナル前哨戦を
ものにしたが、2日連続での対戦となった宿敵
相手に連勝で世界一に上り詰めた侍ジャパン
。
稲葉篤紀監督(47)にとっては自身が選手
として出場した2008年北京五輪準決勝で敗れ
た相手に果たした雪辱でもあった。