東京国税局から７年間で１億３８００万円の申告
漏れを指摘されたことが明らかになったお笑い
コンビ、チュートリアルの徳井義実（４４）。
２３日の会見で「想像を絶するだらしなさ」と釈明
したが、３年間も所得を申告しないなど“想像を絶
する”悪質さは逮捕されておかしくない事態だった。
徳井は２００９年に個人会社「チューリップ」を
設立。
１６～１８年は所得を一切申告せず、同社が１８
年１２月に東京国税局の税務調査を受け、７年間
で計１億３８００万円の申告漏れを指摘された。
２３日深夜に大阪市内で緊急会見した徳井。
謝罪した上で「明日、明日と先延ばしにして、
想像を絶するだらしなさで、３年も納税を先延ばし
にしてしまった」と釈明。
徳井個人の確定申告もしておらず、経理担当も
置いていなかったという。
事務所の先輩である極楽とんぼの加藤浩次
（５０）も２４日放送の『スッキリ』（日本テレビ系）で
「ルーズでは済まない話だ」と憤った。
「消費増税直後のタイミングでこうした情報が漏
れるのは、世間に対して“一罰百戒”的な意味合
いがある。最近は芸能事務所が国税局に狙われ
ています。一般企業に比べて飲み代など経費扱
いの申告も多く、金の流れが不鮮明なので芸能界
は格好のターゲットなんです」と芸能関係者。
とはいえ、３年間も所得を無申告とは悪質すぎ
るのではないか。
ある税理士は「無申告ならば、通知が必ず来る
はずで、３年も放置されるのは一般的に考えにくい
。節税目的の個人会社をつくったにもかかわらず
無申告というのはロジックとしておかしい。今回
重加算税に加え、７年にさかのぼって調査されて
いることから悪質とみられたことは明らかで、相当、
国税の心証を害したのだろう」とみる。
その上で「法人を設立した人間に無申告の認識
がないのはありえないとみなされる。際どいところ
だが、逮捕されてもおかしくない事案だったといえ
る」と指摘する。
会見では「仕事ができなくなっても致し方ない」
と語った徳井。
個人、コンビ合わせて１３本のレギュラーを抱え、
ＮＨＫ大河ドラマ『いだてん』にも１１月から登場
予定とあって、テレビ各局とも「事実関係を確認中」
と慎重な姿勢を見せているが「視聴者の反発が強
ければ降板もやむない」と先の芸能関係者。