「お、おい、ちょっとまてよ、みんな。
・・・そんなことして、悲しくないのか、みんなは・・・。」
「かなしくなんかないでーす!」
「むしろ、楽しいでーす!」
からかうように子どもたちははしゃぎたてる。
仲間外れにされた子が、悲しそうにこっちを見て、何か訴えたそうにしているのが分かるが・・・
まおは何もできない。
その時、まおは、道路の近くのマンホールや溝から、黒い何者かがうごめいて這い出てくるのを見た。
それは、動物とはまた違った・・・
そう、この世ならざるもののように思えた。
それは、たくさんの触手を使い、地面をにじり寄って、子どもたちに近づいてくる。
まおが、おびえた様子でそれを見ていると、
子どもたちもどうしたのというような顔をする。
