1 人を動かす3原則
前回は，デール・カーネギーが提唱する「人を動かす3原則」について紹介しました。
- 盗人にも五分の理を認める
- 重要感を持たせる
- 人の立場に身を置く
今回は，「人に好かれる6原則」を紹介したいと思います。
2 人に好かれる6原則
(1) 誠実な関心を寄せる
カーネギーは「まず，あなたが相手に関心を持たないとすれば，相手があなたに感心を持つ道理はありません」と言い，沢山の具体例を示しています，私たちは，ついつい自分の言いたいことを優先しますが，まず相手をよく知ることから始めなければなりません。
(2) 笑顔を忘れない
笑顔は言葉よりも雄弁です。笑顔は，「私はあなたが好きです。あなたのおかげで私はとても楽しいんです。あなたに会えて本当に嬉しく思います」というメッセージを相手に伝えてくれます。
また，笑顔は声にも現れますので，電話をかけるときも笑顔を忘れてはなりません。
笑顔の達人は，赤ん坊です。屈託のない笑いは，周囲のすべての人の心をパッと明るくします。私たちは，みな赤ん坊のときに笑顔を振りまいてきました。ですから，できないはずはありません。
「楽しいこともないのに笑えない」と言う人がありますが，これは逆です。楽しいから笑うのではなく，笑うから楽しくなるのです。ある落語家も「おもしろいから笑うのではなく，笑うからおもしろいのです」と言っていました。本当にそうだと思います。
(3) 名前を覚える
初対面の人には自分の名前を言って自己紹介しますが，次に会ったときに相手の人が私の名前を呼んでくれると，大変嬉しいものです。自分のことに関心を持ってもらえた，自分のことを印象に残してもらえたと感ずるからです。
相手の名前を聞いたときには，漢字でどう書くかも聞きましょう。会話の中では，相手の名前を何度も繰り返して呼ぶように努め，表情，容姿などとともに記憶するようにします。相手が重要な人物の場合は，別れた後に名前を紙に書いてそれを見つめて精神集中し，しっかりと覚えたら紙を捨てるという方法も紹介されています。努力したいと思います。
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