1 ABEMATV

このAmebaブログの運営会社である株式会社サイバーエージェントがテレビ朝日と共同出資して作ったABEMATVというインターネットテレビ局があります。

インターネット上で,ニュース,スポーツ,音楽,エンタメなど沢山の番組を放送しています。

 

2 株式会社ニシノコンサル

ABEMATVに「株式会社ニシノコンサル」という番組があります。

キングコングの西野亮廣氏が,様々な企業をコンサルするという番組ですが,2月に放映された番組に出演してきました。

残念ながらこの3月で番組は終了してしまいましたが,有料会員になれば過去の番組を見ることができます。

 

3 きっかけ

今年の初めに行った事務所内のセミナーで,スタッフから「株式会社ニシノコンサルに出ませんか」と言われ,軽いノリで「いいね」と答えたところ,スタッフが応募してすぐに採用となり,1月末に収録となりました。

 

4 収録当日

番組の担当者との間では,話の流れについて事前の打ち合わせがありましたが,西野氏はまったく関わっていないようでした。収録直前に担当者が西野氏に1分程度私のことを説明して,すぐに収録が始まりました。

私と西野氏の事前の打ち合わせやリハーサルはまったくありません。これが業界の通例のようです。

 

5 業界を変えたい

私が,「弁護士業界が抱える問題を変えたい」と話をしたところ,西野氏からは「業界を変えることは無理です」と一言で片付けられました。

 

「業界を変えようと思って変えられるものではない。小堀さんが業界の先頭を走っていけば,みんな後からついてくるようになります」と言われました。

 

確かに言われるとおりで,「あのようになりたい」と思われるような弁護士,法律事務所になればいいのです。「なるほど」と思いました。

 

6 救急車を追いかける弁護士

今回,アドバイザー役として加わったKaizen Platform社長の須藤憲司氏が,以前アメリカで仕事をしていたことから,アメリカの弁護士の話題が出ました。

 

アメリカでは消防署の隣に弁護士の事務所があり,救急車が出動するとその後ろを追いかけ,交通事故現場で負傷している被害者に名刺を渡して,すぐに委任状にサインをもらったりします。

 

西野氏が間髪を入れずに,「それいいですね。やりましょう!」と言われたので,とても驚きました。しかし,確かに考えるべき点があります。

 

7 固定観念

日本の弁護士の固定観念として,「そんなはしたないことできないぞ」というものがあります。

 

しかし,「顧客にそういうニーズが本当にないのだろうか。困っているときにすぐに相談したいというニーズはあるに違いない。弁護士はそういう人のニーズに応えられているのか。」と考えていくと,反省すべき点は沢山出てきます。

 

過去にとらわれない柔軟な発想が大事であると気づきました。

しかし,業界の中ばかりにいると,外の世界が分かりません。

今まで縁のなかった人たちと親しく交わっていくことが大切であると知らされました。