連日の雨

やんだと思ったら、また降り出す。

人吉は面影もなく豪雨にやられた。

今はどこが安全かなんて分からない。

避難所が土砂崩れに遭ったと言う話も聞く。

避難準備だけはしようと思ったが、

車がやられたら徒歩になる。

軽装でないと行けない。

あれもこれも詰められない。

子どもがいる家庭は必要な物が多いだろう。

医療ケアの必要な子ならなおさら。

停電の心配もある。

電気で生命線をつないでいる子はいっぱいいる

知らないだけで。

小さい子がいるなら抱きかかえなくてはならない。

とてもとても手がかかるだろう。

介護をされてる方も同じだろう。

雨に打たれるだけで力を奪われるのに

大人を支えるのはしんどいだろう。

せめて、夜中に土砂降りになりせんように。

自分にできることは

祈ることだろう。

人事を尽くして天命を待つと、

昔の人は言ったものだ。

尽くしても尽くしてもなくならない虚しさは

どこへ向ければよいのだろう。

それでも残された者は

現実と共に生きていかねばならないのだろう。