ひふみお香アカデミー認定
香房なでしこ 香司 大和田貴子
こんにちは
『香房なでしこ お香講座3』
今回は丁子(ちょうじ)についてです。
産地はインドネシア、サンジバル、モーリシャス、マダガスカルです。
フトモモ科のチョウジ木のつぼみを乾燥させたものです。
紀元前より殺菌、消毒薬として使用されています。
スパイスではクローブよばれ、インドネシアの有名なタバコ「ガラム」のフレーバーにも使われています。
そして昔は「金」として大変貴重なものとして取り預かっていました。
薬用として、芳香性健胃薬、また鎮痛剤に利用されています。
僧侶の世界では古くから浄化やお清めに丁子を使っていました。
香りはとても強く、ビニール袋などに入れておくと、簡単にかおりを通してしまいます。
とても酸味(さんみ)のあるツンとした香りですが、熱を加えるとツンとした香りのなかに甘い香りがします。
そのまま匂いを嗅いでも良し、熱を加えてもなお良し
丁子はなんともなまめかしい、艶のある香りです。