待ちに待った年に一度、我が町には3年ぶりのだんじり祭りが終わってしまった・・・
祭り大好き男の敬介くんはコロナで祭りがなかった2年間はずっと
「コロナいつ終わりますか?」
「お祭りある?」 と言い続け・・・
祭りが始まる1週間前には
「お母さん、法被出してください。」と催促
そして・・・
「お母さん、お祭り、何時何分に起きますか?」と言ってワタクシと同じ早朝3時起きからの始まり
ちなみにおばぁも嬉しくて同じ時間に起きてくる
1日目の曳き出しの朝からおにぎりを作るのがワタクシの祭りの始まり
祭りの朝はそれを食べて家を出る
家族のルーティン
朝6時・・・
薄暗い空の中、太鼓の音と人の「ソ~リャ」の声で街は観客も一体となって祭り一色になる
曳き手の緊張感が伝わり、観客も身震いするほどの躍動感
敬介くんもその空気の中にいる
本当なら、青年団などの町の団体に入っての行動
でも会話が困難な彼にはそれはとうてい望めない事・・
なので自分も法被を着て敬介くんにぴったりついて走っていたワタクシ
でも大きくなるに連れ「一人で行きます」と訴えていた敬介くん
一人でしたいと言ったときは出来る時
そう信じて・・・
今年からは長年のワタクシの監視から解放され、自由に祭りを楽しむことに
休憩時間にはワタクシの友人宅にお邪魔して同い年くらいの可愛い女子に世話を焼かれご飯を呼ばれ、
今年、おかんたちが売っているアイスクリンは、祭り中、毎日買いにきてくれて売上げ貢献
最後の日も夜遅くに一人で家に帰ってきた敬介くん
世話がなくなってるやないか~い
同時におかんも解放
でも手持無沙汰感もあり・・・
おかんはおかんの祭りを楽しむ
それもええやんか
「敬介くん、お祭り楽しかった」
「た~のしかったね~」
町のみなさんありがとう
また来年・・・
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