先日、ゴールデンウィークに家族と一緒に見ようと思ってみれなかったDVDを鑑賞
「ツレがうつになりまして」
以前、会社の同僚が
「この映画、小亀さんの家とちょっと似てるから見てみて。」
と言われたのを思い出して借りてみた
うつになってしまった夫を支え、自分も成長していくというお話
ツレとはだんなさまの呼び名
それだけの説明ではよくある話と思うかもしれないけど
見るとやっぱりいろいろ考えさせられるものがあり・・
宮崎葵が扮する主人公は、売れない漫画家で
夫の病気を研究し寄り添いながらいろんなことを発見していく
夫の病気がうつ病だということが恥ずかしくて隠していた時期があり、しかし、そうではなくネガティブなイメージを変えたかったという思いで夫の様子、自分の思いなどを日記にしたものと夫自身が書いていた日記を元に、自分のしたいことである漫画を活かして心の風邪と呼ばれるうつ病のことを多くの人に知ってもらうために本を書く・・・
我が家と似ているってなにが
うつ病も自閉症も目には見えない、正直やっかいで強者な病気、障がいで・・・
それらとうまくつきあっていく
関わり方を見つけていく
その中で周りも成長していく
そんなところはみなさんも同じなのかなあ
でも主人公と重なるところは・・・
ワタクシも、息子のこと、自分の思いはずっと日記に書き綴っていた。
そしてなんと
ご縁のあった出版社から話があり
その子育て日記と学校や地域の人に書いた手紙を元にした本を出版することになった。
ブラボー
そしてワタクシも、我が子の「自閉症」という障がいのことを多くの人にわかってもらいたいという思いと、自閉症そして障がい者への「かわいそう」などというネガティブなイメージを変えたかった。
本になれば、ワタクシの知らない多くの人にもそれらが伝わるかも
それと
私たち家族を支援、応援してくれた全ての人、
我が子と共に学んだ子供たちへの感謝の気持ちを綴っておきたかったのと・・
同じような子どもをもつ家族が読んで一瞬でも心が晴れるような本を書きたくて、仕事をしながら毎日、パソコンに向かった。
うまく書けない日もあったけど・・
ありがたいことに敬介くん(こぼんちゃん)の日々や行動の描写は面白すぎた
笑える・・
出来上がってみると、敬介くんの姉が書いた3ページのコラムが一番の人気で、読んだ人誰しもがここでグッときた。涙が止まらなかったという感想・・・
嬉しいような悔しいような
決して涙を誘うような文章ではないのに・・
それでも・・
書いている間、体力は使ったけど、回想したり、読んでくれた人が涙したりプっと笑っている姿を想像してとても楽しくて充実できた
そして・・・
ちょうど今から3年前、2017年5月13日は
「こぼんちゃん日記」の出版記念シンポジウムがあった日
当日は、
地域の人、老人会、小学校、支援学校の敬介くんに関わってくれた全ての先生方
同級生、会社の同僚、飲み仲間・・・
とホールは立ち見になるほどの人が駆けつけてくれた
その上なんと 私用で市長も登場
受付けはお花やプレゼントでいっぱいになり・・・
こんなことってある
そして、ワタクシのお話しに会場のみんなが泣いたり笑ったり・・・
ど素人のワタクシの本にサインをとズラリと並んでいただき・・・
その後も、たくさんの地域の人達が家に訪れ、お祝いの言葉を添え本を買っていってくれた
それは想像もしていなかった光景で
感動で涙が止まらない事件
3年経った今でもまだ余韻に浸れる
こんなにたくさんの人たちに応援してもらっていたんだと改めて思った記念すべき日
そして何より、読んだ人からの
「障がいがある人のイメージが変わった。」
「障がい者が近い存在に思えるようになった。」
という感想が多く・・
思惑どおり
偶然にも「ツレがうつになりまして」を見て
ちょうど3年前の本出版時の感動と人々への感謝がまたよみがえりました
ありがとう
ぜひ読んでみてくださ~い
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