【発売日】1994年2月18日
【発売元】アスキー
【定価】12800円
【ジャンル】シミュレーション
【対応機種】スーパーファミコン

大人気競馬育成シミュレーションゲームのスーパーファミコン1発目。ファミコン版から様々な面でパワーアップしており、後に起こるダビスタブームを予感させた良作。中でもブリーダーズカップの存在が大きく、寝る間を惜しんで最強馬作りに励んだプレイヤーも多かったはず。打倒シルバイオー。

個人的には初めて触れたダビスタであり、競馬(特に血統面)をしっかりと学んだ"教材"でもあるので、シリーズの中でも特に思い入れが強い。

中でもレコードタイムに関しては、30年近く経った今でもゲーム内で閲覧できる一覧表の印象が強く残っている。

なので未だに東京2400mと聞けばホーリックスが頭に浮かび、東京2000mだとヤエノムテキ。東京1600mがオグリキャップで、東京ダート1600mはナリタハヤブサといった具合。昨年イクイノックスが天皇賞(秋)で叩き出した、1.55.2という恐ろしいタイムを見ても「おお、ヤエノムテキのレコードを3秒も更新したのか」という変な感想になってしまうのである。

あと個人的には厩舎、牧場、競馬場のBGMがどれを取ってもシリーズで一番好きなため、これを聴きたいがためにプレイすることもちらほら。恐らく最初にプレイしたダビスタということで、刷り込み(インプリンティング)的な思い出補正が強いのかもしれないが、冷静になって聴き比べてもやっぱり2のBGMが断トツで良いと思えて仕方ないのだがどうだろう。


ライバル馬では、とにかくアグリキャップ。安田記念、宝塚記念、天皇賞(秋)、マイルCS、ジャパンカップ、有馬記念に出走する際は「お願いだからアグリは出てこないでくれ」と祈るような気持ちで登録をしていた。

クラシックレースに出てこないだけありがたいのだが、G1にはちょっと足りない馬でNZT4歳Sや高松宮杯を狙った際に顔を合わせると「わざわざこんなとこまで出なくたっていいぢゃねぇか」と泣きたくなる。

もちろんスーパークリックもメジロマッコイーンもコウカイテイオーもミソノブルボンも強敵には違いないのだが、アグリギャップほどの絶望感を抱かなかったのは私の勝手な印象によるものなのか気になるところ。
ちなみに牝馬ではシスタートウキョウ。出走レース自体が少ないので顔を合わせる機会は少ないものの、いつもバカみたいな末脚で追い込んで来るので苦手だった印象が強い。


最後に、あの頃憧れた『ターボファイルを使った遊び方』が互換機(レトロフリーク)を使ってようやく叶ったので動画にまとめてみた。






なんとなく作っただけで、恐ろしい強さ。


世界のホースマンよ見てくれ。
これが牝馬代重ねの結晶だ。