【発売日】1986年8月8日
【発売元】タイトー
【定価】4800円
【ジャンル】アクション
【対応機種】ファミリーコンピュータ

めちゃくちゃ久しぶりにプレイしてみましたので、その感想です。


プレイ動画





いやーーー。

大変でした。

元々そんなに簡単なイメージも無かったんですけど、それにしても苦労しましたね。

なんかもう敵が多過ぎて気が狂いそうでしたよ。
ただひたすら竹刀を振り回してました。


基本的にステージは4つ。

『特訓編』『荒修行編』『道場破り編』の3ステージが横スクロールアクションゲームで。
最後は『全国大会編』として、世にも珍しい対戦型の剣道ゲーム。

個人的にはこの『全国大会編』があるから、それまでの過酷な3ステージも頑張れたという気持ちでいっぱいなのです。

本当にしんどかったんだもん。

これぞまさに剣の道。


いや、面白いんですよ。
全然面白い横スクロールアクションだと思うんです。

あとは単調でありながらクセになるBGMも、竹刀でぶっ叩いた時に鳴り響く『ズバン!』という気持ちのいいSEも、全国大会で使用するための『面・胴・突きを収集する』という理解不能なシステムも。

どれもこれも、私としては大好きと言えるくらいの評価なのでございますが。

とにかく敵が多過ぎる。
バカかってくらいに多過ぎる。

とくに『道場破り編』なんて地獄かと思いましたもん。上からゲリラ豪雨の如く降り注ぐ敵の数々に泣きそうでした。

それから穴ですね。
敵に当たってやられるよりも、穴に落下してやられる方が圧倒的に多いくらいですので。
思わず「剣道にこの修行必要か?」って言いたくなるくらい、狭い足場で右往左往しておりました。


で、過酷な3つの修行を終えてようやく辿り着いた全国大会。
ここでようやく『対戦剣道ゲーム』を味わえるわけなのですが。

ハッキリ言って、これもまた難しいです。
負けると1回戦まで戻されますしね。

修行編で掻き集めた竹刀を使って試合をしていくのですが、必殺技が余裕で避けられてしまうのが本当に辛い。

なぜなら必殺技は竹刀を10本も消費するから。

なのでなるべく無駄撃ちを避け、機会を伺い、一発で仕留めるくらいの気持ちで臨まないとジリ貧間違いなし。
決勝の修羅戦を迎えるときには、もはや燃えカスのような状態で挑まなければならなくなってしまいますから。
本当に本当に緊張感が凄いのです。


しかも私はレトロフリークを使ったので関係ありませんでしたが、このゲームにはコンティニュー機能が一切ありませんので。
過酷な修行に挑む六三四以上に、プレイヤーも過酷な思いをしなければならない超高難易度ゲームなのでございます。

というわけで、久しぶりにこのソフトで遊んでみようと思ったのであれば、気軽に楽しめる2P対戦の方をオススメ致します。

対戦ゲームにしては超短期決着なので、多額のお金でも賭けるとより一層スリリングに楽しめるかと思います。

私はそんなことはしませんけど。