気持を前向きにするには笑うが一番。そこで今月は3回寄席に通った。
8日国立演芸場8月上席
さん喬師匠の井戸の茶碗をたっぷり聞くことができた。志ん輔師匠も豊竹屋を
熱演。土曜日にも関わらず客席はまばらだったが、一人当たりの時間が少し長め
に設定されているので、貴重な噺が聞けるのかもしれない。料金も少し安いので
お得感たっぷり。
8月12日上野鈴本夏の夜噺
3年ぶり?さん喬師匠と権太郎師匠が交互に主任を務めるこのシリーズ、堪りません。
この日は、さん喬師匠が主任で「笠碁」、権太郎師匠が中主任で「幾代餅」全く異なる
キャラクターの二人の競演は本当に楽しい。
権太郎師匠が明るいややがさつな噺ぶりで、本人が言う通り「幾代餅」を笑いたっぷり
の人情噺に仕上げれば、さん喬師匠は持ち前の丁寧で落ち着いた雰囲気で「笠碁」を好演。
本当に好対照の二人を同時に味わえるので、このシリーズはずっと続いて欲しい。
喬太郎師匠の「饅頭こわい」、一之輔師匠の「かぼちゃ屋」も楽しかった。
8月28日上野鈴本下席夜
今人気の一之輔師匠が主任を務めるというので興味芯々で行ってみた。ホール落語と違い
事前に演目が分からないので当たり外れがあるのだが、この日は初めて聞く噺が二つも
聴けて収穫が多い日だった。決して好きな話ではないが、一之輔師匠が「猫久」師匠筋の
正朝師匠が「蔵前籠」。存在は知っていたが二つとも初めて。猫久は、筋は一般的な展開
だが、やや長いし人物分けも難しいのであまり演者がいないのだろう。八百屋に刀がある
のも時代背景として?だし。
いずれにしても貴重な一日。初めてといえば柳家はん治師匠も初めてでした。