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布礼愛通信

工房で行われている染物教室のご案内です。

定休日の無い工房ですので、まずは土、日曜日の出来事よりお話いたしますね。


土曜日は、茜を煮出し、染める液を抽出いたしました。

まずは3番煎じまで色をいただくべく、繰り返しの作業ですので時間がかかります。

同時進行して紫草の根っこをアルコール抽出です。

アルコールに浸して色がいただけるまでに3~4時間待ちます。


その間に、四国今治産のタオルを濃染処理いたします。

なぜこのような作業が必要かといいますと、絹やウールといった動物性タンパク質の繊維は、草木で染めた後も容易に金属のイオンと結びついてくれるために、色止めができます。

けれども、木綿や麻の繊維は、植物繊維のため、金属イオンと結びついてくれずに色が流れて消えていってしまうのです。

そこで、染料会社が開発した濃染剤をつかい、木綿のタオルでも草木染できるようになったのです。


ここまでが土曜日の作業でした。


翌日、日曜日はこれらの色をいただき、染めていきました。

茜は、二回色をかけてあげると、濃いとてもいい色に染まりました。

紫根は、巨峰のような色に染まりました。


いずれも5月25日からの横浜そごうのちい散歩フェアで出品いたしますので、皆様ぜひご覧になってくださいませ♪(=⌒▽⌒=)