アカヤシオ咲く尾根を目指して

  「沢入山(そうりやま)」登山へ

                  (1704m)

 

この山は、栃木県日光市にある山です。1年振りの登頂です。

マイナーな山ではありますが、急登を過ぎた先の尾根道は、まるでアルプスの山を彷彿させる絶景で素晴らしいです。しかもこの時期、山頂付近にはアカヤシオの花が咲き乱れ、夢見心地の山行きでした。

それでは、その時の模様をお送りします。

辿ったコースは、銅親水公園の駐車場をスタートし、中倉山登山口まで林道を歩き、その後急登を過ぎて中倉山へ。「孤高のブナ」、「波平ピーク」を通り過ぎ「沢入山」山頂へ到達しました。下山は「孤高のブナ」から巻き道を通って同じ道を下りました。

 

日光市足尾の「銅親水公園」です。背後にはこれから登る「中倉山」が見えます。

 

20~30台くらい置ける駐車場があります。ここからスタートです。

 

駐車場から先、林道入口のゲートを抜けてかなり長い距離を歩くことになります。

 

ゲートを過ぎて間もなく、左折して橋を渡ります。

 

このような簡易的な橋を渡ります。時々工事のダンプカーも通るので注意です。

なお、川の水が透き通っていて凄く綺麗でした。

 

基本的に林道はコンクリート舗装されている所が大部分で、緩い坂になっています。

そして歩く事、約40分程で右に入って行く登山道が見えてきます。(目立たないので注意です)

 

登山口には「中倉山入口」と書いた小さな看板があります。ここを登って行きます。

(「沢入山」の文字はないので注意です)

 

登山口を過ぎると、いきなりつづら折りの急登が待っています。

暫くの辛抱です。

 

途中、「支尾根」を過ぎても登りが続きます。そして、「中倉山」山頂の手前で分岐(上の写真)があります。真っ直ぐ進めば、「親水公園」方面を望める岩壁を通って「中倉山」山頂へ向かえます。そして、左に進めば「中倉山」山頂を通らず、「孤高のブナ」までの巻き道になります。往路は「中倉山」経由で進みます。

分岐に道標が無いので、注意です。

 

途中、スタート地点の「銅親水公園」方面を望む岩壁を通ります。

 

ズームアップ!! 中央に駐車場、左に渡ってきた橋が望めます。

 

左に視線を移すと、頭だけ雪を被った「男体山」と、右に「半月山」が見えます。

 

岩壁を後に、ひと登りすると「中倉山」の頂上に達します。

 

「中倉山」(1530m)頂上です。素晴らしい眺めです。

 

「中倉山」から更に「沢入山」に向かって稜線の道が続きます。

 

「孤高のブナ」(写真中央)が見えてきました。

 

「孤高のブナ」です。足尾銅山の公害にも耐え抜いた立派なブナの木です。

 

「孤高のブナ」を過ぎると、すぐにちょっとしたヤセ尾根を通過します。

 

ヤセ尾根を通過して振り返った風景。中央に「孤高のブナ」、その背後に「中倉山」です。

 

素晴らしい稜線歩きをしながらも、目の前にまた登りが見えてきます。ひと踏ん張りです。

 

ひと登りして、後ろを振り返った風景。

 

「波平ピーク」まできました。「波平」は「サザエさん」の波平さんの事で、このように頭を模した棒が突き刺さっています。左背後に見える雪山は「日光白根山」です。

 

「波平ピーク」からゴールの「沢入山」を眺めたところです。

 

「沢入山」に近付くにつれてアカヤシオが見られるようになります。

 

アカヤシオと、バックに「日光白根山」

 

頂上は間近です。

 

 

「沢入山」頂上到着です!!(1704m)

 

木に括り付けられた看板があります。

スタートからここまで、約3時間の行程でした。

 

頂上はやや木に覆われていますが、先に進むと開放的な空間が広がっています。

ここでランチにします。

 

先に進んで、頂上を眺めたところ。

 

「皇海山(すかいさん)」方面の眺めが素晴らしいです。

 

ズームアップ!! ここから見る「皇海山」は円錐形で美しい姿です。

 

「男体山」と「半月山」方面の風景

 

視線を左に移して「日光白根山」方面の風景

 

更に左に移して「武尊山」方面の風景

 

「袈裟丸山」も見えます

 

頂上でゆっくりした後、下山です。天気にも恵まれ良い山旅でした。

 

この山は、登山者は割といるのですが、山頂に至るまでの道標が殆ど設置されていないので、事前にルートをチェックしておく必要があります。