おはようございます。


時間を見つけては読んでいる真田純子さん著の『風景をつくるごはん』


内容が濃すぎて、なかなか読み進めてないのですが


北欧で感じた環境における考え方の差が


この本にも書いてあります。


中山間地をどうしていくか?というのがこの本の主題のひとつであるのですが


その農村風景を守る話の中に、『欧州の農業に対する考え方』が出てきます。


その地域の農業を守るには、地域に馴染んだ農作物(その地域の土壌とマッチした昔ながらに作られているもの)を作り、


しかも、それが単一のものではなく(一村一品みたいなものをやるとそれがその地域の生態系自体を壊してしまう)


その地域が活きるものとして循環する仕組みとして成り立つもの。


それによって、その地域が結果として差別化ができる。という事なんです。


つまり、『地域としての環境をつくる』ことが農業を守る事。


日本だと、今は農泊とか観光だけに注目が集まっているけど


『その地域の魅力を発信する』


=『本来のその地域の農業をする』


=『その地域の農業ができるように環境を整備する』


=『結果として、ツーリズムも成り立つ』


という一元化された仕組みが本来の、その地域の農家を含むひとや生き物を『活かす』ことに繋がる。


どうですか?何だかすごく足りてない事のように思いませんか??


自分は少なくとも、農業や環境に対する考え方はすごいなと思いましたよ。


これでまだ1/5くらいしか読み進めてないんで、まだまだこれからなんですが


良い本です。読み落としたところはまた読み返せばよいのだけど、時間あるときにまた読んで


気になったところは、こうやってブログで紹介してみようと思います。