手術当日8月24日。あまり眠れなかったが無事に手術の朝を迎え、呼ばれるのを待つ。7時間の腫瘍摘出と、腫瘍が付いている臓器の全部もしくは一部の摘出。お腹は縦横に開腹し、マーカーの意味もあってカテーテルも使われる、もはやまな板の鯉。

長女と妻が手術前に来てくれた。コロナ禍というこどもあり、大部屋から手術室への移動の時間だけの「頑張ってくるね」と刹那なお見送り。でも家族に会えたこともあって涙。『甘えてるなぁ俺』。

そして、手術前の麻酔。まずは全身麻酔前の局所麻酔。背中を丸めてどうなってるか分からないが注射を打たれる。看護師が2人がかりで身体が動かないように固定される。この看護師のホールドへの安心感なのか『甘えてるなぁ僕(ここでは俺ではない)』。

因みに全身麻酔入れられる前に寝てしまったのか記憶が飛んでいるだけなのか分からないが、このホールドから記憶が全くない。なにはともあれ、さあ手術。