当初3人で話し合いなら何時間もかかると思っていたのに、いざ話し始めると

実はそんなに聞きたいことが出てきませんでした。



聞かずともすでに夫は

目の前の嫁と不倫女

どちらを大切にしてるかは一目瞭然。


私への気遣いは多々あったのも事実ですが、

「俺が今1番好きなのは〇〇」と言われた瞬間に、もう私の出る幕はないんだなって。


それでも、私はすがりつきました。

2人が別れず遊びみたいな関係なら私はそれでもいいと。


夫の答えはNO


離婚したいのが、不倫女と再婚したいからという目標があるわけじゃないと、、、、

ただ、すでに私への気持ちは《普通》だそう。


そりゃそうだ、大好きな人がいるならその他の女なんてみんな《普通》になる。

そんなの逆の立場でも理解できる。


ただ、夫婦って一生大好きでいられない時期だってある。子供に仕事に、毎日追われていたら夫婦で過ごす2人の時間も減る。



きっと夫はいつまでも青春のような恋愛を求めていたい人なのかなと思いました。

それが年月とともに、私とは難しくなっていたのも事実。

私も本音で言えば夫とラブラブでいたい派。

それでも段々照れ臭くなるし、天邪鬼にもなっていく。



私たち夫婦は元々すれ違いがちな性格でした。

だからお互いに寂しさを感じることもあったかなと今なら素直に認められます。



それで行動を起こしてしまったのは夫。

そしてそんな夫と嫁を目の前にしてる不倫女は、したたか。

余計なことは自ら言わず、質問に答える程度。

その質問も時には夫がかばうようにして答える様子。



私って今すごく邪魔な存在だろうな。

誕生日もぶち壊しちゃったな。

夫の本音はよく分からないけど、

彼女のいるこの状況では言えることも限られるよな。


なんてことばかり思ってたら

段々と質問もなくなり。

1時間くらいで話し合いは終了🤦‍♀️



それでもこの部屋から私が1人で去ったあとは、なんでもなかったように2人で過ごすんだろうなって思ったらなかなか部屋を出られず。

話し合いのあとに

更に30分〜1時間は雑談のような雰囲気で話していました。時折、談笑しながら。



その時はそれでもこの部屋から出たくない。

夫が2泊を今夜だけにしてくれないか。

なんならこのあとこんな状況だからといって

女を残して私の部屋へ泊まってくれないか。


そんな期待ばかりして、なんとかこれ以上雰囲気が悪くならないようにって振る舞ってしまいました。




結果、エレベーターまで夫だけついてきてくれましたが私は1人で別の階の部屋へ戻った。


部屋に戻ってまずはシャワーを浴びました。

この涙を洗い流そうって。


そしたら夫から着信📲

その日、早朝空港へ向かうとき以来

何一つ食べてなかった私に

ルームサービスでまだ頼めるから食べなよっていう内容。


ズタボロの心に、そんな電話をしてくれることでその時の私には本当に救いでした。

彼の声が聞けるだけで嬉しかった。


嘘でも気にかけてくれてると思うと

本当に嬉しかった。

もちろん不倫女といるのが分かってても。



その後は一日中探偵のように見張り、

食事も取らず、

自分が先にチェックインしてから8時間くらいいつ来るか、いつ戻るか、話し合い、手が震えるほどの緊張感を耐え抜いたあとで

アドレナリンが出過ぎてなかなか眠れず。



あんな絶望感、空虚感、自分もなにがなんだか分からない夜はなかった。