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「日本三古碑」の一つ、「多胡碑」の拓本掛軸です。

多胡碑拓本掛軸

軸縦174×横79cm
拓本縦117×横66.5cm
箱なし

多胡碑(たごひ)は、群馬県高崎市吉井町池字御門にある古碑で、国指定特別史跡です。和銅4年(711)に、多胡郡(現在の吉井町と山名町の地域)に設置 されたことを記念して建てられ、栃木県大田原市の那須国造碑、宮城県多賀城市の多賀城碑とともに「日本三古碑」の一つとされ、また、同じ古代の多胡郡域に ある山上碑(681年)と金井沢碑(726年)とともに「上野三碑(上毛三碑)」とも呼ばれています。

吉井町南部で採れる牛伏砂岩でできた台石と碑身、笠石からなり、碑身は高さ125cm、幅60cmの角柱、笠石は高さ25cm、軒幅88cmの方形造りです。碑文は6行80文字が楷書体で刻まれています。

《碑文》
弁官不上野国片岡郡緑野郡甘
良郡并三郡内三百戸郡成給羊
成多胡郡和銅四年三月九日甲寅
宣左中弁正五位下多治比真人
太政官二品穂積親王左太臣正二
位石上尊右太臣正二位藤原尊


《現代語訳》
朝廷の弁官局から命令があった。上野国片岡郡・緑野郡・甘良郡の三郡の中から三百戸を分けて新たに郡をつくり、羊に支配を任せる。郡の名は多胡郡としなさ い。和銅四(711)年三月九日甲寅。左中弁正五位下多治比真人による宣旨である。太政官の二品穂積親王、左太臣正二位石上(麻呂)尊、右太臣二位藤原 (不比等)尊。
(高崎市ホームページより)
http://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2013121600286/

碑文の書体は北魏時代(386~534年)につくられた北碑の六朝楷書に近いとされ、江戸時代には国学者・高橋道斎によって紹介され、多くの文人墨客が多 胡碑を訪れました。NHK大河ドラマ『花燃ゆ』にも登場する初代群馬県令・楫取素彦(かとりもとひこ)は、内務省にかけあって木柵などの修理を行うととも に、寄付を募って多胡碑のある稲荷明神社周辺の土地の買収・整備を促し、自らも寄付を行っています。

吉井いしぶみの里公園内に「多胡碑記念館」があります。
http://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2013121900164/

本作は折れや皴、滲みなどがあります。



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