こんにちは。柘榴の季節ですね。
いつもご覧いただきありがとうございます。
本日は人間国宝、近藤悠三作の『柘榴染付金はけ鉢』をご紹介いたします。
近藤悠三は明治35年に京都清水寺門前の家に生まれます。
12歳で陶磁器試験場付属伝修場に入所し、
そこで河井寛次郎や浜田庄司と出会い、また19歳か ら3年間
富本憲吉の助手となって修業を積みます。
独立後もひたすら技を磨きながら数々の受賞を重ね、
昭和52年、染付技法の重要無形文化財保持者(人間 国宝)としての
認定を受けました。
余談ですが、京都の名所、五条坂から清水寺へつづく『ちゃわん坂』は
近藤悠三が名付けたそうで、自筆の碑が坂の分岐点に建っています。
こちらの作品の見込みには、近藤悠三の得意としたモチーフである柘榴が、
絵画のような勢いのある筆で描かれています。
柘榴は古くから子孫繁栄・安産の吉祥果とされ、縁起の良い文様であるため、
柘榴文様の品物は中国では婚礼の際などにも選ばれるそうです。
また宝石のような果実の美しさから、古代ローマの婚姻と財を象徴する
女神ジュノーの好物だとも言われています。
染付の濃淡で描かれた柘榴からは、たわわに実ったその重さで
枝を揺らしているかのようにも感じられます。
胴をぐるりと巡る金彩と、刷毛目から覗く赤が華やかでもあり、
そしてまた染付の藍とのコントラストがとても美しいお品です。
おめでたいお席や贈り物にも喜ばれそうですね。
近藤悠三の略歴や詳細については、こちらをご覧ください。
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