今回の記事は
ほぼ母親とのことなのて
タイトルを「お母ちゃん」に変更しました
①ではコメントをありがとうございます!
お返事ですが
島根物語を全て書き終わってから
お返ししますので
もう少しお待ちくださいませ
2年4ヶ月ぶりに会った母は
また少し小さくなっていた
会えなかった歳月のぶんだけ
小さくなっていた
幼い子どもが成長するのは
目を片時も離さず
見ていたいものだが
老いていく親の姿は
できるだけ
目をつむっていたい
食も細くなったなぁ
運転も頼りなくなった
歩行距離は
両手で杖を持っていても
著しく短くなってた
嫁いで来てから
苦労の多い人生だったから
姑たちを見送った今は
自由に好きな時間を過ごしてほしい
それが娘と息子の
願い
お友達の多い母だけど
お出掛けの誘いを受けても
歩けないことで
最近ではお断りすることも多いという
痛みなく歩くことができたら
どんなにいいだろう
母は言った
そう遠くないいつか
歩けなくなって施設かな
でもね
ぜんぜん悲観的には思ってないよ
仕方のないことだな、って
そう思ってる
80歳になるまで大きな病気ひとつせず
やってこれた
それだけで幸せ
胸が、ぎゅうっと
しめつけられて
ちょっと車で忘れ物したわ
そう言って
車の中で涙を拭った
3度のご飯の支度に
掃除に洗濯
カーテン洗って布団を干して
窓を拭いて網戸を洗う
仏壇もきれいにして
墓掃除に行き
寝る前にはマッサージ
母の要望も聞いて
ここにいる限られた時間の中で
出来るだけのことをした
そして
帰省の一番の目的は
母を連れて
どこかにお出かけをすること
でも、いくらも歩けない
車椅子を勧めるが
今もなお、難色を示す母
それならば
何処か景色のいいところに
ドライブに行こう!
美味しいお店に
食べに行くのもいいけど
一緒にお弁当を作って
戸外のベンチに座って食べよう!
帰りには
長年の母の悲願である
宍道湖の夕日を見に行こう!
お天気はばっちりだ!
ドライブの場所は
三瓶山アイリスラインに決めた
三瓶山
(さんべさん)
娘のRUKAが幼きころ
3人で一度遊びに行ったなぁ
出かける前日
欲しいものがあるけん
三瓶山に行く前に
午前中そこに寄ってもらってもいい?
時間どれくらい取るかわからんけど…
と、母。
三瓶山にはなるべく早く
入りたかったので
お弁当は諦めた
けっきょく
買いたかったものは
思い通りのものが見つからなかった
すでにもうお昼が近い
こういうときにかぎって
道を間違えたりする
高速道路が一部通行止めだったので
混乱してしまった
焦りはよくない
ナビだってGoogleMAPだってあるのにw
お昼ごはんは時間がないので
コンビニのおにぎりになってしまった
はぁ、もう何やってんだか…
そんなだから
車内では
歓迎されない些細な口げんかも
勃発したりなんかする
ふっ...
やっと到着
コーヒーでも飲もうかね~
と、カフェを目指すが休業中
なんだか
いろいろ空回り...
三歩進んでは二歩下がってる
気を取り直して
来た証の
三瓶山写真
(あれ?こんなに低山だったっけ)
ライが
「俺もボカシでお願い!」
と言うからw
三瓶山アイリスラインを一周すると
(画像はお借りしました)
その足で
次は
今年こそ最上級の
宍道湖の夕日を拝めますように!
と
松江に向かう
もう疲れたでしょ
今日はいいよ、帰ろう
と、母は言う
いや
絶対に行く
絶対に行くから
(子供かっ…w)
踏んだり蹴ったりでは終わらせられない
なにかしら
今日の足跡を残さなければ!
(もう意地でしかないw)
あとになって気づく
疲れたのはお母ちゃんのほうだよね
よかれと思ってやったことが
余計に母を疲れさせてしまった
もう少し綿密に
早くから計画を立てておけばよかった
とほほっ
せっかくの母との時間を
うまく回せなかった自分が
情けなくなり
また涙...
でもさ
終わりよければすべてよし
って言葉があるじゃない
最後は
夕日に照らされた真っ赤な頬っぺで
家路に着くわよぅ!!
と意気込んだものの
なんと
夕刻には
急に雲に覆われはじめ
まさかの
雨がぽつぽつ降りだすしまつ、、
オイオイ
曇るどころか雨かーーい
この結末に
凹んだ気持ちもふくらんで
笑っちゃいましたさ
別の日
母が玄関前で写真を撮ってほしい
と言うので
撮ったけど…
ありゃりゃ こりゃりゃ
時間がわるかった
ついでに私も撮ってもらったら
さらに
ありゃりゃで
Take2
で?
これはいったい
なんの写真なのだろーww
ここで
ご飯の写真をちょいと挟み込む
8日(日)母の日は
ブロ友さんと
松江でランチだったので
出たついでに
松江のケーキ屋さんで
母の日のケーキと
栃木へのお土産を買って帰る
お土産屋さんで母に
家庭円満と健康の『赤めのう』の
ストラップを買った
ここ数年
会うといつも思うこと
あと何回母に会えるだろう
日数にすると
あと何日一緒に過ごせるだろう
もう少し何か出来たんじゃないか、と
毎回それの繰り返し
一緒にいたらいたで
お互いに余計なことを言ってしまう
まあ
親子とはそんなものかもしれないと
自分を慰めた
最後の夜は
8時に母が就寝したあと
県外の姪っ子の所から帰って来た
弟と弟のお嫁さんのMちゃんと
3人で夜が更けるまで話をした
これからも
お母ちゃんのことを宜しくね!
母とのお別れのとき
なんか寂しいやぁな…と、母
今まで別れ際で
そんなこと言ったことないのに
小さな体の母親を
バックミラーで確認し
アクセルを踏む
いい歳して
わたくし
オウオウ
号泣
どうか
どうか次に帰るまで
元気でいてね
栃木に帰ってから
後日
母からのLINE
三瓶山の山波と
迷路が思い出されるよ
今日は友達のところに
めのうをぶら下げて行くよ
お母ちゃんの優しさに
また泣けました
ありがとう
次回は、最終話
③ブロ友さん
(ブロ友さんとの再会です)
お楽しみに