こんなもんじゃない?
ではなくて
こんなもんじゃない!
です。
この言葉の詳細は
今日の物語の結末で。。
長かったGWも終盤を迎えた
5月4日(土)は
母とふたりでお出かけデイ。
脊柱管狭窄症の母を
どこかキレイな景色の見える場所に
連れて行ってあげたい。
でも、杖がないと
距離を歩くことが困難で、、
車椅子に乗るにはまだ躊躇する。
とりあえず、私が思いついたのは
海だった。
美しいコバルトブルーの日本海。
そう遠くない場所で
そんなに歩かなくてもすんで
美味しいものが食べれて。
母は、
近所やお友達にお土産も買いたいと
言っていた。
それならば、あそこしかない!
で、やって来たのは
出雲市のはずれにある
道の駅キララ多伎!!!
ここは、道の駅でありながらビーチあり温泉あり、
コテージやログハウスで宿泊もでき
オートキャンプ場やバーベキュー施設もあります。
よろしかったらどうぞ↓
5月の陽光に
キラキラ光る海と砂浜が眩しい。
海を眺めながら
しばし、ふたりでおしゃべり。
お昼ごはんは、海鮮丼屋さんで。
地元で獲れた日本海の幸を戴きましたよ。
案内された窓際の席からは
海が望めます。
ご飯のあとはお土産を見てまわり、、
疲れたと言うので
特設ステージのテントの下に休ませ
ちょうど開催中だったイベントを見物。
アラエッサーッサーの安来節やら
民謡を楽しんでいてもらい・・・
知らないおっちゃん、お借りしましたw
その間、私は自分のお土産を見てまわる。
なんと!! ⑤で登場した小学校の同級生とバッタリ!
娘ちゃんと一緒だったんだけど、
モデルの親子みたいに揃って長身の美人さんなの。
ずんぐりむっくりな自分が恥ずかしー。
そして、
キララ多伎をあとにすると、、
宍道湖の夕日を拝むために
そろそろ松江方面に移動します。
が、
日が沈むまでどう繋ごうか、、
迷った末に選んだ場所は
島根県立図書館
図書館なら
ゆっくり座って寛げるものね!
ここ、県立図書館は
城山の堀川沿いに建つ閑静な図書館で
窓からは、川を行き来する堀川遊覧船も見られ
水の都松江の雰囲気が存分に味わえます。
母の本は私が選書。←なんだったっけかw
一時間半後の閉館時間に間に合うよう
私が読んだのは、短歌の本。
ぬいぐるみ越しに言われた好きだよに
あなたの瞳を見るのをわすれた
ドキッと共感。
歯ブラシをくわえて乗った体重計
重いものだな歯ブラシって
クスッと納得。
図書館を出ると
手造りうどんたまきさんで
早めの夕食。
さあ、そろそろ行ってみましょうか。
宍道湖の夕日スポットは
すでに、どこもかしこも満車状態…
県立美術館の駐車場が
するりとうまい具合いに1台だけ
出て行ってくれました、ラッキー。
この日の夕日指数は100パーセント

お父ちゃんとふたりで見た宍道湖の夕日が
本当に本当に美しかったから
いつかもう一度見てみたい・・・
そう言い続けてきた母親。
毎年毎年、帰省をするたびに
母を連れ出して来たが、
年間を通じてどんより曇りの日が多い
山陰地方の空は
なかなか夕日を拝ませてはくれなかった。
そして、令和元年の今年、、
やっと母の願いが叶いそうだ

まだ少し早いね。
人や木々がシルエットになってきた。
そろそろだ。
うーん、雲がかぶってきちゃった

けど、でも、まずまずじゃない?
置かれた自転車がムードメーカー。
大学生風の男の子たちが
スタンド・バイ・ミー。
やや不完全燃焼ではあるけれど、
オレンジ色に染まる夕景は見れたし
良かったねと母に語りかけると・・・
いやいや、
こんなもんじゃない!!
と、
やや不服そうな母の横顔があった。
ふふふっ、
そうだねわかってるよ、また来ようね。
また来れる。
むしろ、完璧な夕日を見れなくて
もしかしたら私の気持ちの半分は
どこかに安堵があったかも知れない。
来年も母と一緒に
また来れる。
それはきっと、来年も元気でいてくれる、、
ということ。
【島根物語2019】⑦に続きます。
次回でやっとこ完結、最終話です。
初日の出来事を最終話でw
いよいよ、あのお話でありますょ!