先日、出かけた先で
ばったり知り合いに会った。
知り合いと言っても、
軽くて薄い吹けば飛ぶような
重厚感のない知り合い。
私の人生の中で
ちょっとだけ、かすっただけの人。
顔と名前はおぼろげに記憶しているが
自信がない。
もしかしたら
ワタナベさんではなく
ワタベさんなのかもしれない、
な、その程度。
えっ?この人、眼鏡かけてたっけ?
な、その程度。
正面切ってバッタリ会った。
あれ?
もしかして?
まるるさん?
てな感じで話が始まった。
ワタナベかワタベかわからんので
私は相手の名前をあえて言わない
話し始めて、
すぐに違和感に襲われた
なんか知らんが、
息を止めてまう。
空を仰いでまう。
近い
近い
近い
近いってば!
距離が
近すぎる!!
苦しくなったので
気づかれないように
ゆるりと
一歩二歩足を動かしてみる。
すると、
向こうも同じステップを踏む。
それを何度となく繰り返す。
なんなん、これ
いや、あなた、
そうじゃなくて~。
社交ダンスをしてるわけじゃない。
もう話の内容など頭に入って来ない。
ごめんなさいね、
ちょっと急いでいるので行くね!
そう言って、その場を去った。
たまーーーに居ますよね、
パーソナルスペースの近い人。
個人差はあるのでしょうが
自分が許容する一定の距離を超えて
入って来られると
苦しくなっちゃいますよね~
やむを得ない場合もあります。
エレベーターの中とか
満員電車とか・・・。
ぎゅうぎゅう詰めのエレベーターで
誰もが階数表示を見つめるのは
パーソナルスペースを侵されている
不快な状況から意識をそらすための
無意識の行為だそうです。
ちなみに、
パーソナルスペースには
大きく分けて4つのゾーンがあるそうです。
参考までに
- ・密接距離0〜45cm
- 恋人や家族など親密な人との距離。
- 親しい人同士なら不快にならない。
- ・個体距離45〜120cm
友人などとの距離。 - 普通に話すならこのくらいの距離が良い。
- ・社会距離120cm〜360cm
ビジネスに適した距離。 - 公式な商談や面会はこのくらいの距離感が良い。
- ・公衆距離360cm〜
公衆の前で演説するときの距離。 - 個人的な関係は成立しにくい。

