金曜日の夕刻・・・・・
開くことのないはずの時間帯に玄関の扉が開く・・・・
やつは帰ってきた・・・・・
いつもより1時間も早いっ
<ただいま。
真っ赤な顔にはマスク、うなだれている、いやな予感
<熱ある、寒い、だるい、やばい。
まじかっっっ・・・・瞬時に分かった
RUKIよ、お前はいつも流行りものには乗るタイプだな
とうとう、我が家にもインフル1号がやってきたか
うううっ、次の日(ようするに昨日)はRUKAの某医科大学の二次試験の日。
送迎をするは、RUKAと大学近くでランチをする予定だったのに
行けなくなっちゃった
しょうがない、ランチにはいつでも行けるさ。
RUKIは、もちろんすぐに隔離部屋へと通された・・・・・
まだまだこの時期、RUKAにうつされては困る
隔離部屋というのは、もちろんRUKIの部屋。
リビングには絶対に来ないよう、言った。
を持たないので、なにか用事がある時のために子機を渡した。
可哀想だから、のこもり部屋で使っている
を運んだ。
食事用にテーブルもセットして・・・・・
マンガ本もいっぱい枕元に並べてやった・・・・・
いろんな機能を備えてやったら、なんだかまるで
ホテルの一室のように快適になった・・・・・
でも、快適になったと感じているのは元気な人間だけであって
発熱で苦しむ人に、快適もなにもないということに後になって気づいた・・・
RUKAに任せて、は買い物に出た。
RUKIの欲しそうなものを買うために・・・・・。
水分摂るためのスポーツドリンクはあるから、よし。
みかんの缶詰め、ウイダー、冷凍うどん・・・と、あとは
お粥かお茶漬け用に、鮭と梅干・・・・と、あとは
あっそうそう、この前のグリコヨーグルト健康が
まだに4個残っていたから、さっぱり系はあるね!
だから、そうだな、あと、アイスでも買って行っとこか。
しかし帰って、に食品をしまっていたら・・・・
あらっっ・・・・ヨーグルトがない、ひとつも、、、たしか4個あったはず。
すると、後ろからRUKAが
「あはははは、美味しかったからさ、全部食べちゃった」
えええーっ おぬし、このタイミングで1度にか・・・・っ
は、事あるごとに、いつも思う。お前は、大物になれるよ・・・・・
ルームサービスで、RUKIの部屋に伺った。
すると、熱が38.5を超えたらしく、苦しそうなRUKI。
・・・・・・にもかかわらず、RUKIは言う。
「はやく・・・・あっち行って・・・・・・・・・・・・・
うつるといけないから・・・・・・・・・・・・・・・
お姉ちゃんにも・・・・・インフルうつると・・・・大変だから・・・・・」
は、涙が出そうだったよ
おお、おおお、お前はこんなに苦しいときでもお姉ちゃんの心配して
だからお母さんは、口がさけても言えなかったさ
そんなお姉ちゃんは、あんたのことなど考えず
ヨーグルト全量摂取してましたとはね・・・・・・
そして、翌日の土曜日。
(ようするに昨日なんだけど)祝日だったので行きつけの病院もお休み。
だから、急患センターまで行って来た。
すっごい人、人、人・・・・・・
マスクマンだらけ、、体温計の電子音があちこちでする。
おそらく、インフルかノロといったところか、まあ、それにしても、すごい人だ
検査の結果・・・・・・・
RUKIは、(-)
えっ、なになになになに?????ただの?
インフルエンザじゃなかったの?
ただの風邪でよかったのだけど
そうと分かると、の態度は豹変・・・・・
すぐさまRUKIに言った。
「おい、勉強しろ!!」
そう・・・・・来週の水曜日から期末テストだ