日本の合法CBで
海外局との交信はどうなのか?
って所からですが…

電波法第4条に基づいて
無線局免許/登録が免除されているため
簡易無線局とは異なり、
電波法第52条の制限が掛かりません。

※ただ検定機時代の時は
電波法第52条が適用されてましたが
今となってはその効力もなくなり…
通信する相手の制限がありません。

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電波法第4条において
26.900MHzから27.200MHzまでの
周波数の電波を使用し、
かつ、空中線電力が
0.5W以下である無線局のうち
総務省令で定めるもの…(以下省略)

電波法第52条
無線局は原則として
免許状に記載された目的や通信の
相手方、通信事項の範囲を超えて
運用してはならない。
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ココ最近は
台湾の市民ラジオ運用局が
日本の市民ラジオ運用局と交信をする為に
日本のCB2chの周波数(26.976)と
1kHzしかズレていない
FCC2ch(26.975)を運用で用いられてます。

ただ台湾CBer同士で
このプロジェクト
(日本の市民ラジオ運用局との交信)が
広まっていっており
今後も増えるであろうと思います。

ただ27MHzSSBでかつ
パワーが基本らしく受信より送信に
重点を置いている事と耳にした事はあります。

そのせいか私の居る所では
台湾と交信出来るのって
そんなに多くないと感じます…

ただ今の時期(投稿をしている当時3月)の
日本と台湾とのCB無線の遠距離交信は
主に電離層のF層に依存します。
そしてF層への入射角が大きいほど
反射し易いようです。
そのため本州の真ん中から
北・東側(1900㎞以遠)の交信例が多く
1,7,8,9,0エリアの辺りが
パスが良いと思われます。

でも日本みたいな感じでするのに
ロケーションとコンディションを
調べて運用をされる方も少数ですが居られます。
(臨海周波数とか見て運用をされるそうです)

また日本での運用局に合わせて
0.5Wでされる方も居られます。
(なんなら日本にある0.5W機を
入手してやられてたり…)

私にしたら
送信と受信のバランスの良さ
(求めるならRX≧TX)
重要性を認知される様になればと思っています。
現にロケーションとある送受信の
バランスが取れた局とは交信が出来ています。

ただ向こうでもロッドアンテナは
相当コンディションの良い時でないと
届かないようです。
(但し交信が出来ないという訳では無いようです。)

個人的に私が繋がった
台湾局の設備でいうと
4W以下の無線機
V型ダイポール,MOXONアンテナ,
モービルホイップアンテナ
まあアンテナも送受信の性能を
左右させる物ではあるので
繋がる可能性を左右させるものだと思います。

連絡を取り合うのに
日本では良く使うのは
Twitter(現:X)ですが…
台湾では
Facebookが使われています。

その為リアルタイムで
情報確認を出来るか言われたら
少数の方に限られるかと思います…
ただTwitterをされてる
台湾局もいらっしゃいます。
(また運用予告等されてる方も居られます。)


また台湾に居られる局長様が
日本との交信をする方へ向けて
現地の言葉で伝えています。
 

============(以下翻訳文)============
日本とのCBリンク、QRPリンクに
参加する人が増えているおかげで、
ロケーションが最も重要で、
アンテナや受信機の性能がそれに続く。
必要ないのはパワーです。 

パワーが強すぎると、
成功の確率は上がりませんが、

相手に
「私は貴方のメッセージを
はっきり受信できるのに
何故貴方は私の返事を受信できないのか」
と誤解させてしまいます。
時間が経てば経つほど、
相手は二度と貴方と連絡を取ろうとは
しなくなるでしょう。

日本のCB無線局との交信は、
国内で許可されている
ch2 26.975MHzAM 4W以下
行ってください。 

定められていない他の周波数を使用すると、
日本の局は応答しませんし、
相手の局の合法的な接続を
妨害する可能性があります。

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台湾局内での情報共有がいけば…
恐らく日本の2ch以外には出てこないかなと
こればかりは台湾の方々を信じるしかありません。

ちなみに26.965でのビーコンですが
設置当初
4W(無変調時)/12~16W(変調時)
調整後
1W(無変調時)/3.9W(変調時)
減力処置はされてはいますが
また今後のフィードバックで
再調整も有りそうです。

ちなみに個人的には
私らの我儘な要望に
付き合って頂いてる訳で…

ただ私も我儘を言うなら
・受信能力をUPして
(幾ら呼んでも繋がらない可能性の方が
大きい方もいるのも事実としてあります。)
・運用予告が欲しい
(運用時間と運用機材等が分かれば尚良いです。)
・交信記録のUP
(コールサインを見つけて
何処と繋がったかと把握する事が多いです。)

これに尽きます。

正直オーストラリア局
FCC11ch(27.085)を呼出用で
使ってたりもする様ですし
色々と条件が揃うと3kHzずれてる
日本のCB5ch(27.088)でも聞こえて来る訳です。
(現にカンガルー島との
交信をされてる方もいる訳ですし…)

だからと言って
海外との交信を楽しみましょうとは言いません。

海外アレルギーをお持ちの方も居られるでしょうし
色々言いたい事も勿論分かります。
まあ8chのオーストラリア局とかの事や
再熱前の台湾局の事(2017年前後?)が
あっての懸念もある事も…

どうか穏便に
今後楽しめる様に願うばかりです。