すいません

インフルエンザにかかってしまって予約を変更してください

そんな電話が例年より多い気がしています。

 

患者さんとの会話でもよくインフルエンザについて話題に上ります。

『毎年インフルエンザの予防接種をしている』

『予防接種をしているにも関わらずインフルエンザになった』

『家族全員インフルエンザに感染した』

『今までインフルエンザに感染したことがない』

『うちの子受験生だから予防接種を受けさせようと思ってて…』

そんな会話の中で気になった話題がこれ

『家族全員インフルエンザなって自分も高熱が出たのに

病院3カ所回ったのに全部陰性でした』

 

このケース考えられるのはまずは検査のタイミング

 

僕が知りうる知識ではインフルエンザウイルスも

発症から48時間でウイルス増殖がピークになり

ゆえにタミフルも発症から48時間以内の投与と言われています。

 

12時間以内ではウイルスの増殖も弱く

判定で陽性結果が出ない場合も多いです。

 

早すぎても遅すぎても検査で陽性反応が出なかったのかもしれません

「発症から12~48時間以内」が検査に適した時間ともいわれています

さらに調べていくと

インフルエンザ迅速検査の感度は成人で53.9% という報告がありました。

え、半分??

 

見直してもはっきりと

インフルエンザ迅速検査の感度は成人で53.9%という報告があるなど高くありません。と。

 

つまりは検査結果で陽性だろうが陰性だろうが他に疑わしい疾患がない限り

インフルエンザと判断してもいいと。

結果 迅速検査を行うかどうかに頼りきらず、まずは症状による臨床診断をしっかり行うことが重要。

いまの日本の忙しすぎる医療現場の課題かもしれませんね。

 

さらに調べてみると

抗インフルエンザ薬の投与に当たって迅速検査の実施が必須ではないということを明記されています。

(2009年9月18日付けの厚生労働省事務連絡)

 

医療現場と方針やガイドラインとの矛盾の典型的な例ですね。

発症3時間以内でも検査ができる検査薬も発売されてはいますが

まだその信頼性に疑問が投げられている状況です

 

また、インフルエンザの検査結果が陽性ではなかったからと言って

市販薬の解熱剤を飲むこと

これがかなり危険な行動であることも分かっています。

 

正しい知識を知ってください。

 

詳しくはSORA 院長ホームページを見てください。

 

あくまで検査結果より臨床診断を重要視してくれるDr.と出会えるといいですね

正しい情報を

神戸三宮鍼灸接骨院SORA