静岡市葵区羽鳥の個別指導塾、学習塾ゼファーです。
前回掲載した、小学生の塾生さんの国語向上例に関する記事に好評をいただいておりますので、確かにもっとこういうものを発信していったほうが良いのかもな……ということで、今回も同じように国語スコア向上例をご紹介したいと思います。
今回は中1、中3の塾生さんです。もちろん、保護者様および本人に許可を得てのご紹介です。
※ なお、テストは50点満点です。
○ 中1
当該塾生さんは小6からのご受講でした。
まずは「問題を解く」ということよりも、読み書きの地力を付けるところからスタートし、いつ実戦演習に入ってもそれが身になるようにサポートしておりました。
・前期中間テスト（中学最初のテスト）
16点
平均28.8点、平均との差 -12.8
最初のテストでは実戦経験の不足により、やはり見た目上のスコアとしては物足りないものだったのですが、
・前期期末テスト
21点
平均22.7点、平均との差 -1.7(前回比+11.1)
多少実戦演習を重ねただけでもこうなり、
・後期中間テスト
32点
平均25.2点、平均との差+6.8(前回比+8.5)
今はここまで上がっております。
国語という科目で、回を重ねるごとにここまで順調に伸びるのはそうあることではありません。大変頑張ったと思います。
テストが終わった後は、自主的に「ワークから出題されたところ」に☆をつけておくなど、取り組みに関する工夫も素晴らしい塾生さんです。こういう姿勢が、成績の向上を強固に支えるのだと思います。
○ 中3
当該塾生さんの指導開始は中2で、当時は国語20点前後。指導を始めてすぐに25点以上で安定はしたのですが、そこからずっと、国語30点の壁がある状況でした。20点台後半は取れるのですが、30点に届かない。
という状況から、
○ 前期中間テスト
27点
平均27.2点、平均との差-0.2
○ 前期期末テスト
27点
平均28.8点、平均との差-1.8(前回比-1.6)
○ 後期中間テスト
35点
平均29.1点、平均との差+5.9(前回比+7.7)
プレッシャーのかかるであろう最後の定期テストでこの伸び幅です。素晴らしい。
彼は言語感覚が非常に鋭く、基礎作りの時点でも、適切な解き方を少し教えただけで模範解答よりずっとクオリティの高い記述解答を書くなど、光るところが多々ありました。これを生かせなくては塾業失格だと、私にも結構なプレッシャーがあったものです（笑）
今回取り上げてさせていただいた2人に共通すること。それは「読めない言葉・イメージできない文」を決してスルーせず、見つけ次第「分かる」ようにしておくように、という指示を的確にこなせることです。
自分の「分からない」を自覚・認識し、そしてそこでそれを解決する姿勢が身に付いているのです。
そして、学校のワークの周回にも自分に厳しく取り組むことができています。土台作りはしっかりとしてありますから、やった分だけ吸収してくれていると思います。
もちろん私も職業人として、役に立つ情報を提供してはおりますが、提供したそれを実行してもらえなくてはどうしようもできません。面倒くさいことばかり指示していますが、それを生かしてもらえる。これは本当に有り難いことです。
さらに言えば、彼らは感情のコントロールもできている（もちろんまだまだ粗い面も目立ちはしますが）。
国語のスコアが低下する時によくあるのが「国語で稼がなきゃ」と思って思い詰めてしまい、それが能力の発揮を妨げ、むしろ取れない…というものです。
余談ですが、私もこれでした。高2まで、当時のセンター試験過去問国語ではほぼ満点を取っていたのですが、高3の受験シーズンに至って、いきなり7割すら切るようになってしまいました。そして「俺が国語で取れないならどうするんだよ！」と思い詰め、さらに能力を発揮できなくなる悪循環。
こういう経験もあり、技術的なことだけでなく、心理的な面のサポートも強く心がけております（もちろん国語に限りません）。
自分が高校3年の時に悩んでいたことなど、塾生さんにはもっと早く克服してほしいですからね。無駄に同じ苦労をさせるつもりはありません。
今回は国語スコア向上例について、さらにご紹介いたしました。
これは当塾が国語（文系）指導を特に強みとしているからですが、また他の教科に関しても書いていこうと思います。これで国語に関しては合計3人の塾生さんについて紹介させていただきましたから（ちなみに、間違っても、例えば「本文を流し読みしていき、傍線部が出てきたらその都度問題を解く」などといった安易な「解き方」に流れないことです！こういうものをやっている限り、高確率で国語は伸びません！当塾では「普通に読んで、普通に解く」ことができるような力を養成しております）。
次は40点台（8割以上）を取れるように導いていきます。昨年ご利用くださった元塾生さんは、学調20点台の状態から約5ヶ月で、本番の公立高校入試44点まで伸びました。
流石にこれは特異な例というか、本人の学習量も凄まじいものでしたが、彼ら2人も誤字による失点さえ克服できれば、ほぼその領域にリーチしています。続いていただきましょう。
お読みいただき、ありがとうございます。
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・服織中学校、藁科中学校、末広中学校など。
・静岡西高校など。
上記以外にも、バイパスを使い、清水区など遠方から通われている生徒さんもいらっしゃいます。