17日午前に『夢見る小学校』を見に行ってきました。
日頃から私たちが訴えてる内容がそこに盛りだくさんであり、素晴らしい学校がそこにはありました。

大切なことは、一人ひとりにあった場所であること、自分らしくいられる場所、頑張りすぎなくていい場所、居場所がどこにあるのかってこと。
学校に行くに越したことはないんだろうけど、絶対!というわけではなく、どこで何をどんなふうに学ぶのがその子にとって必要なのか?ってこと。

全ての学校がこうなるべき!ではなく、いろんな形があっていいのだと思う。
ただ、そこをそれぞれが選択できる権利と運営ができるという法的補償があるかどうか…
今の時代は本当に生きにくい。

きっと、石器時代なら一目散に狩りをしてみんなに均等に肉を分けてさぞヒーローだったことでしょう…
困ってる人を見たらきっとその人が元気になるまでずっと寄り添い続けその後もずっとその人のためになることをしてくれたでしょう…

やりたいことばっかりやればいいと言うことではなく、こんな世の中だからこそ、社会に出てから生きていく、自分を守る、乗り越えていくと言うことも考え教えなくてはならないこともあります。
どこでどう学ぶのかなのです。

私たちのところへの相談も様々ありますが、学校に行けない。外に出れない。
学校でうまくやってけない。そこどまりで必要な福祉支援が利用できない。
数値が高く療育手帳がもらえない。
など支援を受けたいかたも受けられない子がいます。

神戸市立の特別支援学校は本当に素晴らしくて、この映画まではいきませんが、近しいものがあります。一人ひとりに合わせた個別支援計画をもとに本人のペースに合わせながら生活しています。
選択教科などもありそれぞれの想いが尊重されたり、社会で対応順応していけるような力をつけるための生活的視点から楽しみながら教育を受けています。
なので、子供たちはみんなイキイキしてます。

ですが、神戸市では、基本は療育手帳がなければ支援学校には入ることができません。
おそらく他の地域もそうだと思います。
そのため、手帳が出なかった子や不登校の子は、普通と言われる形にいくらそぐわなくてもそこに行かなくてはなりません。
そうすることで、不登校になるケースが多くあります。
選択ではなく、そこしか選べません。

障害!という概念こそが取り払われる時代が来ることがいいのでしょうが、なかなかそこに到達するまでには長い年月がかかるかと思います。
どの子にもその子に合った環境の選択ができることがベストなんだと思います。
そうすることで、障害はもはや障害ではなくなります…
社会が作り出した生きにくい世の中も一人一人が少し思い方を変えるだけで1人でも多くの人が笑顔になれるのです。
親も心配が一つ減ります。

福祉関係の方と時々お話ししますが、手帳がもらえない、ひきこもり、でも支援や療育や居場所が必要な子たちのために通える支援学校のような学校を作ってほしいと…
不登校とあげるとそこしか受け入れられないとなるので、私立や公立のかたちでそのような形を受け入れてくれる学校を神戸で誰か作ってくれないか…と思っています(笑)
どなたか作ってくれませんか?
お金は全くない貧乏達ですが(笑)
私達もできることがあるのなら全力でお力お貸しします。

どんな子にも夢や希望がもてる世界ができることを心から願っています。

私たちができることが常になんなのか?を考え、その時、その時代にあわせた活動を行い、親がいなくなっても守られる仕組みができる努力をしていきたいなぁと思っています。

今回の映画の主催者の皆様、とてもいい時間が過ごせ様々なことを考える時間となりました。
フリースクールの方々などたくさんの方々も参加されておられました。
皆様の思いが少しでもたくさんの方々に届くことを私達も同じ思いで願っております。
開催していただきありがとうございました。