スタートアップのブログ -27ページ目
(前回からの続き)
さて、前2回で
・国語力は受験のためだけではなく、将来にわたり役に立つ
・国語力の評価は学校の成績ではなく、模試の成績を見る
ということが分かりました。
では実際に国語力を上げるにはどうすればいいの?ということを考えてみます。
<国語力の土台>
前回いった通り
国語力とは①文章を理解する ②整理する(心情理解)③伝える の3つです。
この国語力を上げるには、相当の時間がかかります。
それはなぜか。
たとえば、数学力を上げるには土台となる「計算力」があります。
英語力を上げるのにだって、やはり「単語力」が土台となります。
国語力も同じように土台となるものがあります。
それが「読む力」です。
国語力の一つ目「文章を理解する」 の前段階の力です。
この土台を作るのに時間がかかるのです。
この「読む力」とは
「文章を速く頭に入れる力」のことで、内容を理解する力とは異なります。
具体的には
慣用表現・漢字の読み方や言葉の意味・代名詞の内容・接続語などを理解して
文章を頭の中でスムーズに音読できることです。
では、どうやってこの「読む力」を伸ばし、国語力を上げればいいのでしょうか。
じつは(時間が必要ですが)とても簡単です。
<国語力を上げる方法>
一番の方法は、本を読むことです。
「そんなの知ってた」となりますよね。はい。
もう少し詳しく説明します。
<~小学3年生>
漢字が苦手ならば、ルビがふってある児童書をお薦めします。
とにかく毎日読むこと。その子が面白いというものが一番です。
<小学4年生~中高生>
受験をするかどうかで大きく異なります。
受験を考えているのであれば早急に読む力をつけなくてはいけません。
漢字などを覚えることはもちろんですが、読解演習を毎日行うこと。
多読多答が大事です。時間を短く区切って速く読む。速く解く。
受験生(小6・中3・高3)でなければ時間があるので
それとは別に本を読むことも習慣づける。
多読多答によって「読む力」がついてくるので、本が読みやすくなります。
ここでも難しい本ではなくて大丈夫。好きなものを読んでください。
<中学生・高校生>
中学生・高校生で本が嫌い・苦手という人は多いと思います。
でも、たいていの人は本を読んでいて「つまらない」のではなく
読んでいて「詰まる」ので嫌いになってしまうんです。
漢字で詰まったり、慣用表現で分からなかったり、詰まる原因はいっぱいあります。
そういう人に私がお薦めしているのは
新潮文庫「守り人」シリーズ(上橋菜穂子作品)です。
もともとは児童文学として書かれたものが大人向けに文庫化された作品群です。
漢字にはルビがふってありますし、なにしろ面白い。
シリーズなので、次から次へと読めるのも良いところです。
もちろん小学生にもお薦めです!
<ステップアップ>
国語力を上げていくために
小説を読むだけではなく、論説文や随筆なども読まなくてはいけないでしょうか。
もちろん受験用の読解問題では随筆や説明文などもどんどん解いてください。
ですが、もし論説文や随筆が好きでないのなら小説を読むだけで十分です。
読むのに慣れてきたら今度は一つの文が長い小説を読んでいけば、国語力が鍛えられます。
以下のようにステップアップできれば、と思います。
①児童文学
②ライトノベル
③会話の多い小説(赤川次郎作品など)
④1つの文章が長い作品や比喩表現が多い作品(村上春樹作品など)
⑤海外翻訳作品
<最後に>
本を読むことが国語力につながり、
受験のみならず社会人になっても役に立つということを話しました。
最初は嫌々だったとしても本が好きになったらシメたものです。
まさに「趣味と実益を兼ねる」です。
本の世界にどっぷりと浸かりましょう!!
引用元:「国語力を上げる」について考える③

