還暦のお祝いに、立派な桃をいただきました。
箱いっぱいに並んだ桃はどれも見事で驚くほどの大きさです。
「追熟させてお召し上がりください」添えられた言葉で
果物も時間をおくことで
甘みや香りが増すことを知りました。
経験を重ね熟して深みを増していく
還暦祝いとして「追熟」もありがたく受け取りました。
大きな桃、キウイがとても小さく見えます
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桃は日本でも夏の代表的な果物ですが
中国では特に縁起の良い食べ物とされ
「長寿や健康の果実」として昔から伝わる話が多くあります。
西王母の庭に実る蟠桃は、不老長寿を授ける果実。
桃の枝は邪気を祓い、節目を新しく生き直す力を与えます。
三国志の桃園の誓いは、仲間と支え合いながら歩むことの大切さを教え、
楊貴妃に愛された桃は、美しさや自分らしさを失わない秘訣。
そして桃源郷は、誰もが心に抱く理想郷。
桃にまつわる物語を探していると
自分自身の人生とも重なって見えてきました。
これまでの人生や
35年の会社員生活は
決して楽ではなく
迷いや遠回り、後悔や反省が多くありますが
仲間やたくさんの人に支えられなんとか乗り越えました。
とても不思議なことに、すべてが糧となり今につながっています。
二周目の人生がスタートします。
さすがに三周目はないでしょうから
これが最後のチャンスです。
「これからの時間をどう生きたいか」
「何を大切にして過ごしたいか」
これらを意識して優先したい。
桃の追熟を見守るように
自分の時間をゆっくりと大切に
最期は桃源郷で迎えられますように。。。
箱をあけた瞬間の画像 感動で言葉が出ませんでした 謝謝!
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