いとしこいし-gsl

ゼラチンシルバーLOVE
2/26(木)@ヤクルトホール



男は24時間、向かいの女をビデオカメラで監視し続ける。 殺風景な部屋で毎日卵をきっちり12分30秒ゆで、卵を食べた後は着飾って出かける美しい女。  「あの女はいったい何者なんですか?」 依頼人に尋ねても 「あなたはただ撮ればいい。」 と言われるばかり。 男は次第に女に心を奪われ、後をつけるようになるが…。 無機質で官能的なミステリー。(象のロケットさんより引用)



始まって20~30分してからやーっとバーのママが口を開くのだけど、そこからまたしばらく台詞はないし、網走番街地の健さんだし、カラオケで林檎嬢の罪と罰歌ってるしなぜか制服脱いじゃうし、突然な出来事ばかりだしでお話はあってないよなもので台詞ほとんどナイです。

きっかり1時間半だったと思うんだけど、構図や照明は勿論美しく衣装もインテリアも風景も風の吹き方まで映し出されるもの全てに拘りを感じるアートな映像はかなり魅力的なので全然飽きることはなかった(でも音楽は何か違うと思う)

男と女は写真でいうならネガとポジ。

光と陰のよに対照的な存在なのだと強調する色遣いにも惹かれるの。

いつも少数派で変わり者呼ばわりされてる変なワタシのあくまでも好みなのですが、宮沢りえさんと永瀬正敏さんのバランスが悪かったように思えた。

こうして写真で観るといいんだけど、動きのナイ時もしくは台詞がある時は悪くないのに動き始めるとアレレ?って思っちゃう。


いとしこいし ーいとしいこいしいものごとのおぼえがきー


頬に指を引き寄せてタバコを吸う濱マイクに何度ときめいたことかわからない永瀬正敏さんは、もう佇まいがセクシーで何をしてても画になる。

彼がタバコをあつかう仕草に何度もドキドキしたし、キレのいい動きもステキだった。悶々と欲望を抱えているミステリアスな男だというのはよーく伝わってきたと思うの。永瀬正敏がスキっ!ってのも大きかったのだと思うけどシェービングクリームを指で撫で回しながら、っていかにも想像させるような指のアップから髭剃りなんて狙いすぎな気もするけどそれも彼がするのなら悪くない。

髭剃りには血も欲しいと思ってたらちゃんとソレもあとでちゃんと観れたから悦びましたが髭はあったほうが個人的にスキ。

いとしこいし ーいとしいこいしいものごとのおぼえがきー

エロティックにゆで卵を食べているんだろうけど、ゆで卵の黄身の垂れ方や感触が伝わってきそうな白身の柔らかさなどゆで卵に色気は感じるけどりえちゃんには感じることができず。間接的なエロティシズムってな演出もよーくわかるんだけど、それがりえちゃんの色気じゃ弱いような気がしてしまい永瀬正敏の色気まで殺してしまうよな気がしちゃった。スナイパーだからそれも狙いだったのかなーんて意地悪なこと云ってごめんなさい。結末もきらいじゃないし全体的に悪くなかったのだけど、りえちゃんと音楽がワタシには合わなかったみたい。一番前で観ないほうがいいのかも?!