ワンダーラスト FiLth And WisdoM 1/24@チネチッタ
ロンドンの片隅でウクライナ移民の男の子が2人の女子とルーシェアをしながら紡ぐ堕落と賢明(原題)を描いたお話。
ミュージシャンで成功することを夢みるAKの現実はSM調教師。
ロイヤル・バレエ団で踊る日を夢見るホリーの現実はストリッパー。
アフリカの子供たちを救済したいと夢みるジュリエットの現実は万引き常習犯。
夢と現実は違うけど、仕事に取り組む姿勢はとーっても真面目な彼らはお客さんの立場に立って喜ばれるようにと工夫を重ねたり練習に励んだり先輩からコツを教えてもらったりと努力をしているの。その仕事を通して得る収穫も後に役立つものになったんだろうし、下積み時代はきっと恥をかいたり挫折を味わったりしたのだろうなーなどと3人の姿を通してマドンナの記録を見てるかのようだったな。
万引常習犯って設定は大袈裟な気もするけど、ボランティア活動に力を入れてれば世間からの攻撃を事前に回避できるし、世間を味方にするなんて容易いぜーってなんてな風にもとれちゃうから正直な人だなーんて思わせちゃうとこに好感。
正直過ぎるセリフにも思わず笑ってしまうし、ユーモアのセンスもサイコー。
ひとつひとつのエピソードがサクっとしたテンポで短く観やすく印象に残るの。とくに写真ぱしゃぱしゃに切り替わるシーンなどはあまりのかわいさに心が躍っちゃう。
ただね、ホリーのポールダンスはこれから!ってとこで場面切り替わっちゃうからもっと観たかったのにーとそこだけは短いテンポを残念に思ってしまったな。
目と耳に入ってくるもの全部がステキ!それに3人がめっちゃかっわいい!
様々なカルチャーをミックスしたよなファッションも音楽もインテリアも細かいところにまでこだわりを感じる。ここまでこだわって作り上げるには、それなりの人脈がないとムリだろなーってな、人との関わりが刺激になることもちゃんと教えているの。
「どう見せるかじゃなく、どう隠すかが大事」などなど、うん、うん、と何度も頷いちゃうマドンナ流の成功哲学というか、楽観主義で生き抜く哲学というか、そんなのがたくさん散りばめられているけど、成功するためにはこうしなさい的なおしつけがましさはなく、「自分らしくネ!」と励ますよな優しい眼差しをかんじるステキな作品でした。
さすが聖母マッダーンナッ(小林克也さん風)
ラストもとーってもスキー☆
