さくらん  2月21日(水)@よみうりホール(試写会)


監督:蜷川実花

脚本:タナダユキ

原作:安野モヨコ

主演:土屋アンナ

音楽監督:椎名林檎

配給:アスミック・エース


たのしみにしてた「さくらん」観てきました

なにがたのしみって

そりゃ音楽が林檎嬢だと決まった瞬間から観たい気持ちが猛烈に募ったっての

事変じゃなく林檎としての音を4年振りに聴けるってのが嬉しいじゃないの

「ギャンブル」を聴いたら、ゾクゾクしちゃったっての

もう、たまらなく観たかった~~~っ!!


監督の本業が本業なので良くも悪くも写真を繋げて撮ったような映像で

後から台詞をのっけちゃったよなカンジもするけれど

艶やかな色彩の美術や現代感覚を採り入れた衣装がとても生きる


花魁道中の豪華絢爛な衣装にゼブラの帯を遣っちゃうカッコよさ

花魁になってからの衣装は黒を多めに遣い、重厚感と高級感を出し

最上級の遊女、最上級のヲンナだってのを衣装でも見せる

着物だからこそ出来る柄合わせや配色を存分に愉しみ

和をぶっ壊してるロックな衣装や美術なのに、和をちゃんと表現できてるのは見事


後ろに深く開いた抜き襟、裾からチラリと見える素足、袖から枝垂れるよに出る手首

ヲンナの武器とも云える首、手首、足首を強調する花魁の着こなしにもうっとりです

こういう着こなしがあってこそ、手練手管(てれんてくだ)なんて手口も通用するのでしょうね

この手練手管って花魁用語がとても気に入りました


特筆すべきは、女性目線でヲンナを素直に描いているので、とてもリアルだということ

煌びやかな遊郭の影の部分の描き方もリアル

ヲンナのヤな部分もイイ部分も素直に出してて

ヲンナがいっぱい居る場所ってこんなカンジだろうなぁって思うもの


カリスマ映画論の睦月さん も仰るようにホントに「愛ルケ」よりも官能的

特に女優さん二人の濡れ場は女優魂をカンジました


見終わった後にツレが、良かったでも悪かったでもなく発した感想が・・・

「愛ルケより全然感じる。匂い立ってきそうだったもんな。脱げばいいってもんじゃないないんだよ。あれは酷かったな~」って云うので、先ずそこに喰いつくかっ!って思って噴いちゃった(笑)

男性目線のどうだい気持ちがいいだろう的な、下から蹴り上げたくなっちゃうのとは違う

私的にはアンナちゃんの腰遣いが一番欲情しました


携わってる人がスキスキだいすきな、ロックなヲンナの競演だもの

たのしくないわけがないってことで期待大きすぎたかな

めまいを感じるくらいグラグラ揺さぶってくれたらな~ってのは残ったけど


色気、色香、色彩、など、この映画が持つ「色」という部分ではかなり愉しめるし

林檎嬢のどらまてぃっくな音楽が加われば突き上げられる


そして、チョロっと出てきてニッコリ笑った花屋にキュンキュン!!

なんちゅー可愛い笑顔なんだ!!可愛すぎるぞ!!

これもたのしみにしてたもののひとつでした(笑)


新人監督なんでかなり甘めで ★★★★☆ ★よっつ

今後の作品に期待大っ♪



さくらん@映画生活