今日は神戸市の取り組みについて二つ、紹介します。

まず一つ目は、地域猫の不妊手術費用の一部助成制度です。

神戸市では(公社)神戸市獣医師会の協力を得て、地域猫の不妊手術費用の助成を行っています。
飼い主のいない猫の増加によるご近所でのトラブル増加に対し、その問題を地域の問題としてとらえ、
「地域猫」として適正管理を主体的に行う地域の住民団体に対し、管理する猫の不妊手術費用の一部を助成します。


・事前に地域を所管する衛生監視事務所への申請が必要です。
・申請にあたっては自治会等の地域団体の承認が必要です。
・(公社)神戸市獣医師会の協力病院においてオス3,000円、メス7,000円の負担で手術できます(猫の状態によっては別途費用がかかることがあります)。
・平成26年度は30団体を募集予定です(1団体に付き原則4匹まで。うちメスは2匹まで。)。
・受付は平成26年6月2日より開始します。なお、予算の範囲内の助成のため、年度途中で終了することもありますので、事前に衛生監視事務所までご相談ください。


詳しくは神戸市のHP(地域猫不妊手術助成 ←ここをクリック)をご覧ください。


こうした取り組みはありがたいのですが、ちょっと助成対象の規模が小さいような気がします。
もう少し、頑張って頂きたいものですね。



二つ目は、飼い猫(メス)の不妊手術費用の一部助成制度です。

猫は繁殖力が高く、1頭のメス猫が年2~3回、1回あたり4~8匹もの子猫を生むことがあると言われています。
そのような状態になってしまうと、適正に飼育し続けることができません。
また、オス猫を外出自由にして飼育していると、よその飼い猫や野良猫と交尾をし、多くの不幸な子猫が生まれてしまうことになります。
(※飼い猫は完全室内飼育をして外を自由にしないことが大切なのですが。)
そのような責任の持てない子猫を生ませないために、飼い猫にはオスメスともに不妊手術をうけさせましょう。 
神戸市では、(公社)神戸市獣医師会と協力して、飼い猫(メス)の不妊手術費用の一部助成を行っています。


【助成対象】
神戸市内でメス猫(応募時点で生後6ヶ月以上のもの)を飼育している飼い主の方で、これから不妊手術を行おうとする方
(助成は年間1人1匹までです。必ず不妊手術を行なう前に応募してください)。
 
【助成額】
(公社)神戸市獣医師会所属動物病院での手術料金のうち、1割を助成(ただし、助成額の上限は2,500円まで)。


【応募期間】

第1回:平成26年6月1日~6月20日(当日消印有効) 
第2回:平成26年10月1日~10月20日(当日消印有効)
第3回:平成27年2月1日~2月20日(当日消印有効)
 
各期間100匹ずつ募集します。
応募者多数の場合は抽選となります。
助成を受けられるのは第1回~第3回の募集期間を通じて1人1回限りです。
1度の応募期間内に同じ猫を重複して応募した場合は無効となります。
抽選により落選した場合は次回の申し込みに応募可能です。


詳しくは神戸市のHP(飼い猫の不妊手術助成ここをクリック)をご覧ください。


これから猫を飼おうとお考えの方は、ぜひこちらの制度をご利用くださいね。
本当はオスにも助成制度が欲しいところですが、せめてメスだけでも不妊手術を徹底していただけると、
動物管理センターに持ち込まれる子猫の数が減ると思います。
哀しいかな、飼い猫が産んだ子猫を平気で持ち込む飼い主がいるんだそうです。


もう一度言いますが、飼い猫は不妊手術をし、完全室内飼育にして、外を自由にさせないでくださいね。

不幸な猫を殖やさないためにご協力よろしくお願いします。