今のお仕事をはじめてから、
ピアノの練習時間の確保が
ますます難しくなりました。
始めから分かっていたことでは
ありますが、
前の職場は、徒歩や自転車でも
通勤可能圏内にありましたので、
仕事がある日でも
定時で切り上げて帰宅すれば、
1時間は練習することが
可能でした。
今の職場は、
定時であがったとしても、
帰宅する頃には
クタクタになっており、
練習可能時間も
過ぎてしまっているため、
自宅での練習は叶わなくなりました。
そうなると、
休日が頼みの綱となりますが、
練習の減の影響か、
練習のための体力・集中力が
落ちてきているようで、
ピアノを弾くための体力・集中力を
持続させることができるのは、
2〜3時間が
今の私には限界のようです。
これは、まずい。
さすがに練習時間が足りなさすぎる。
週に4時間〜6時間しか
ピアノに向かえていないことになる。
そこで、
昨年の夏に演奏会の前の時期に
していたことは、
仕事帰りに職場の近くに
グランドピアノを設置した練習室が
あることを知り、
ときどき仕事帰りにお借りして
練習してから帰宅していました。
そうすれば、
まだ元気が残っているうちに
ピアノに向かえるので、
練習ができる。
しかも、メンタル的にも
リフレッシュできる機会に
なっている。
自宅に防音設備を設置する以外に、
ピアノにさわる時間を増やすには
この方法が良いという結論に至りました。
さらに最近、
通勤途上に新しいホールができ、
そちらにもピアノ室があって、
音づくりに集中できる空間で、
ヤマハのフルコンが設置されており、
これを利用しない手はないと思い、
昨年末に初めてお借りしてみました。
非常に集中できる空間で、
ピアノとも相性良さげで
良い感触を得ました。
そこで、年明けから、
使用料のことや仕事の関係もあるので
頻繁にというわけにはいきませんが、
まずは、週1日でも、
仕事帰りにお借りして
練習しようと思い、
早速、仕事初め後、
ホールのピアノ室をお借りして、
「弾き始め」をしてきました。
低音がよく鳴るピアノのようなので、
中音部、高音部とのバランスを
このピアノ向けに
多少調整しないといけないのかなと
いうふうに感じられますが、
ラヴェルのクープランの墓の
トッカータでは、
さすがはフルコン、
連打をし続けても
沈みっぱなしになって「あら?」
といったこともなく、
こちらが弾いたものを
きちんと表出してくれ、
鍵盤も良い感じに戻ってくれるので、
指がいい加減なタッチで
弾いていれば、
それもちゃんと表出してくれて、
ピアノが私を「鍛えてくれてる感」が
かなり感じられます。
また、音響に配慮された空間でも
あるため、
そのときどきに出している音に
集中でき、
音づくりも楽しい。
ピアノの椅子についても
このピアノ室を利用したことで
考えさせられました。
自宅のピアノの椅子は、
背もたれつきのトムソンタイプですが、
どうもトッカータを弾くときに
椅子の安定性に不安が感じられます。
おそらく床がフローリングなので
滑りやすいというのもあるかと
思いますが、
そのうち演奏中に
椅子から転げ落ちてしまうかも
知れません(汗)
ホールのピアノ室にある
コンサート用のベンチタイプの椅子は
安定感バツグンで、
どんなに激しく弾いても
椅子から転げ落ちない、
椅子がガタガタグラグラしないという
ドシッとした確固たる安心感が
感じられました。
自宅のピアノの椅子も、
こちらにあるような椅子に
グレードアップしたいなと思いました。
かといって、
トムソンタイプの椅子でも
転げ落ちなくて済む、
安定感が得られる方法を
考えなければいけませんが。。
ピアノに向かえないところでは、
通勤時間や昼休みに
ピアノ音楽関係の本を読んだり、
楽譜を見たりし、
夜も帰宅後に楽譜を見たり、
本を読んだりしています。
あとは、CDを聴いたり、
演奏動画を観たり。
やっぱり音楽はいいなぁ。
いろいろ工夫をして、
もっとピアノに向かえる時間を
増やしたいなと思っています。