生徒さんファーストの神戸の茶道教室、恭韶庵です。
普段のお稽古は基本のお点前をしていただくことが多いのですが、
ご希望があれば荘ものなどもいたします。
先日は「茶碗荘」「茶入荘」をお稽古しました。
昨日は「茶筅荘」をあえて薄茶で。
お点前が始まるとき、客は「荘もの」であることはわかっても
何のお道具に由緒があるのかはわかりません。
そこで、柄杓を引いて早々に問答があります。
昨日の場合は、「御由緒」として話された内容は伏せますが
客側も「なるほど!それはなんて素晴らしいものを・・」と
思わず そのお道具が亭主のお手元に着いた来歴や背景を想像し
有難い気持になりました。
亭主のお立場、お仕事等にふさわしい
「○○さんならでは」の要素あればこそ、といえるかもしれません。
「問答」といっても、型どおりのルーティンにとどまらず
こうしたやりとりは(お稽古とはいえ)楽しいですね。
若いころ薄茶は習っていたことがあるけど・・というあなた、
あらためて、再チャレンジはいかがですか。
いまの年齢だからこそ、茶道の世界を楽しめると思います。
実際、若いころお稽古したもののその後ご無沙汰で
当庵で○十年ぶりにお茶を習うことになった生徒さんは
「いまのほうが断然楽しいです!」とおっしゃいます。
ここだけの話、皆さん一カ月も通われると
目がキラキラして、肌もつやつやに✨
甘やかしはしませんが、笑いがたえないお教室です。