気付かなかった思い | Soshite KOBE

気付かなかった思い

小さな白い花
風に吹かれて壊れそうで
時に踏まれて埃にまみれて
それでも透き通る花びらを咲かせてた花

眺めるだけでは気持ち抑えられずに触れたくなる花
小さなトゲで一生懸命に身を守って
触れると痛くて

そっと包み込めば
優しい香りなのに
乱暴に触れた痛みが怖くて
触れるのを恐れて
しばらく目を向けられなかった花

微かな風に乗るわずかな香りに
あらためて近づけば
気付かなかった思い

こんなに、確かに
今も愛しい

どうかこの場所に
柔らかな陽が射しますように
いつか暖かい風がそよぎますように