欠伸の代償 | 神戸カウンセリング花時計

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2005年 アメリカのロサンゼルスの裁判所で
陪審員候補の手続きの最中に「退屈だ。」と言って
大きな欠伸をした男が、千ドルの罰金を命じられ、
陪審員からも外されました。


陪審員から外されるのは分かるのですが、
加えて千ドルの罰金って
アメリカは厳しいですねえ。

実際に法廷で審議されている最中であるなら
法廷侮辱罪的なことで有り得るとは思うのですが、
陪審員候補の手続き中でしかないのですからね。


欠伸だけで「退屈だ。」の一言がなければ
そうはなっていなかったかも知れませんが
同じ様なことに対して日本の場合、
法律的にどうなっているのだろうか。


私達に馴染み深い欠伸をする時は、
眠くなってきた時や寝起きの時等に
よく起きる現象ですが、
他にも退屈な時や過度の緊張状態の時にも
よく起きたりします。


日本では、人前で欠伸をすることは
礼を欠く行為だと考えらえていますが、
欠伸をして千ドルの罰金を命じられたように
アメリカでも失礼な行為だと
考えられているのかも知れませんね。


欠伸をしてさらに「退屈だ。」なんて言うのは、
失礼な態度どころか明らかな挑発行為なので
千ドルの罰金命令以外は、相手に何と思われようが
何の問題も無かったのだと思われますが、

挑発的な気持ちがなくて
軽口で言っただけだとしたら
軽口一つで罰金千ドルは、痛すぎる。


さてですが欠伸は、背伸びをする等して
身体を動かすことで
ある程度、抑えることが出来ますが、

大きな身体の動作をすることが
出来ないような状況では、
上唇を舌で舐める。前歯の裏側に舌を押し付ける。
何て方法である程度コントロールが出来ます。


小さな動作で欠伸を抑えることは出来ても
しばらくすると再び欠伸を催したりするので
経験上、大きな動作で抑える方が
より効果的かなとは思っています。


欠伸をする際に、手を口に当てて
それを隠すかのような動作をするのは、
品性ある動作として
推奨されたこともあるかと思いますが、

個人的には、大きな口を開けて
口内を他人に見られることが恥ずかしいので
自然とするようになった動作のように思うし、

欠伸で大きな口を開けて無防備になった際に
虫が飛び込んできたなんてことも
実際に見たことが有るので危険を防ぐためにも
自然とするようになったと思っています。


誰かの欠伸につられて欠伸をしてしまう
伝染性についてハッキリした結論は
出ていないようですが、

伝染性について面白いのが、
人間が欠伸をすると猫や犬もつられて
欠伸をすることがあるんですよね。
これがまた可愛い。


今回、欠伸について書いている最中に
私は何度も欠伸をしてしまったのですが、
読んでいるあなたも文字につられて
欠伸をしてしまったかもしれません。

実際に見なくともイメージを想起することで
自分の身体や心に影響を及ぼす現象を
心理的に強烈に利用しようとしているのが
催眠イメージとなります。

イメージでは上手くやれてても
実際の時に出来ている訳ではない。
と脳は認識もしていますが、
脳にとっては、実際とイメージとの違いは、
大きな違いは無いとも言われています。

スポーツ選手や本番での緊張等、
現状の心の反応に届けておく強い理由が
心にない場合には、
ポジティブなイメージをすることで
いきなり効果が得られることもありますし、
イメージを繰り返すことで次第に
イメージと実際との心の反応が一致していきます。



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