微笑みに激高 | 神戸カウンセリング花時計

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2021年6月 イギリスで32歳の男が
滞在中のホテルで、フロント係の27歳の女性を
殴り殺して逮捕されました。

犯人の男は、警察の取り調べで
「微笑まれ、見下されていると思って殺した。」
と供述したそうです。



この男は、2020年12月に
このホテルを訪れ数日間滞在していて
宿泊費用は両親が支払っていたようです。

男は深夜にフロントを訪れた際に
フロント係の女性が
男に微笑みかけたことに立腹し
所持していたバリカンで
女性の頭部を複数回殴打して殺害。

男は、同ホテルに滞在する前に
別のホテルにも滞在していて
そこでも宿泊客2人を襲ったため
退去させられていたようです。


この犯人の男は、
2018年には母親に暴行した罪で、
2020年には3回の猥褻行為で
有罪判決を受けて拘留されているようで、
上の事件が起きる2ケ月前の
2020年10月に
釈放されたばかりだったようです。


この男の裁判では、男は精神疾患を患っていて
責任能力が低下していると主張。

裁判官は、
精神疾患と診断されうる人に対する管理の元、
無期限で拘留するよう言い渡したようです。


何一つ反省をしていないように見える
この犯人の男がしでかしたことが
性格破綻者の行動なのか、
精神疾患の影響なのかは分かりませんが、
社会生活をおくれる人物では
なかったということだと思います。


裁判で弁護人が減刑目的で
精神疾患の影響だとする主張をよく耳にします。

被告に最大の利益をもたらされるよう
利用できるものは何でも利用するのが
弁護人の仕事だと理解もしているのですが、
あれってもうそれしか弁護することが
できないのだと思っています。


私は、精神疾患があろうと
犯罪を犯さない人は犯さないと信じているんで

裁判で精神疾患を前面に押し出し
減刑を求めるのを耳にする度に
精神疾患で踏ん張っている人達に対して
悪い印象を与えてしまっているのではと
憤りを感じます。

一番危惧するのが精神疾患を理由に
短期で社会に復帰することを許すことで
さらなる被害者を生み出すことです。


精神疾患が原因との判断を下されようと
性格破綻者でしかないとの判断がくだされようと
被害者や親族にとっては同じことなので

現在の法律がどうなのか詳しくありませんが
拘留される場所が違うにしろ
名目が違うにしろ、
犯罪者と同じ期間だけ拘留して
社会から隔離することに
変わりがないような仕組みとなっても
良いのではと思ったりするのです。

被害に遭うのは善良な市民ですからね。


優しい世界には賛成ですが
優し過ぎる世界には………



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