もしママが裸だったら
身体中キス出来たのに。
フランスの文豪『スタンダール』は、
幼い頃に母親に恋をしていて、
僕からママを奪った
恋敵の父親を憎んでいたようです。
精神分析の創始者である
ジークムント・フロイトは、
性は、思春期以降に発達し始めるのではなく
乳幼児の頃から見られ、
主に身体の特定の部分を通じて
世界と関わると考えました。
●口唇期(0歳~1歳半頃)
触感覚の一つである口を用いて
空腹を満たすだけなく色々な物を
口に含むことで自分が存在する世界と関り、
授乳等を通じて母親との一体感を得ます。
●肛門期(1歳半~3歳頃)
排尿、排便によって肉体的快感を
得られることを学びます。
この時期に養育者から不適切な対応を受けると
頑固で他者に強く反発したり、
物を過剰にため込み離さなくなったり、
逆に金銭感覚にルーズで浪費する性格が
形成されます。
●男根期(3歳~5歳頃)
男児は、異性であり愛情対象者の母親を
独占しようとして競争相手の父親を敵視しますが
父親から攻撃され
性器を取り去られるのでは(去勢不安)
との恐怖心から
母親への気持ちを諦め、
父親と対立することを諦めて、
幼児的な欲求を抑圧し、
自らを父親と同一化して
男性的側面を学んでいきます。
女児は、自分に男性器が無いことに気が付き、
男の子より自分は劣等であると信じ
男性器を欲しいと思います(男根願望)。
自分に男性器を与えなかった母親に敵意を持ち、
父親に近づきたいとの願望を持つのですが
母親への嫉妬と敵意は、母親からの攻撃を招くので
それらの気持ちは、無意識に抑圧し
自らを母親と同一化して
女性の側面を学んでいきます。
男児が経験する父親への敵意や去勢不安、
女児が経験する母親への敵意や男根願望等の
このような感情をジークムント・フロイトは、
エディプスコンプレックスと呼びました。
●潜在期(6歳~9歳頃)
性的エネルギーを性的対象者に
向けることを止めて勉強、スポーツ、友人関係等、
非性的なことに使い始めます。
●性器期(思春期以降)
大人の性へと発達を遂げます。
私は、性エネルギーの発達段階について
研究したこともないし私自身、
ただ記憶が無いだけなのかも知れませんが、
幼い頃にエディプスコンプレックスのような
心の動きを経験したという記憶が全くありません。
なので上の様な発達の仕方や心の動きは、
はっきりと自覚するしないにしろ
男根期のエディプスコンプレックスについては
乳歯から永久歯へと生え変わるかの如く
大半の人間が自然に当たり前に経験することだとは
なるほどなあとは納得、
実感できない自分がいるのですが
フランスの文豪『スタンダール』が
エディプスコンプレックスの経験をし、
その経験をしっかりと記憶していると語ったことを
フロイトが聞いたとしたら
満足気に何度も頷くでしょうね。
心理の発達の一連の流れで抑圧された衝動は、
そのまま無意識に大人しく留まることもあれば
様々な迂回路を通り放出されたり、
別の行動で昇華されたりするのですが
収まりが悪いと時に、神経症等の症状として
表れることがあるとのことです。
催眠療法&心理療法
神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計
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