課税1ドル | 神戸カウンセリング花時計

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1959年 アメリカのペンシルバニア州の
マリービルズ市が男子が髭を剃る度に、
女性はマニュキュアをする度に
1ドルの課税をすることに決めました。

これによる税収は、マリービルズ市制50周年の
行事に使われました。




何月何日に私は、髭を剃りました。
私は、マニュキュアを塗りましたって
自己申告制なのかな。

これって本当の話なんでしょうけど、
本当の話とは俄かに信じ難い話なんですよね。


課税額が1ドルで負担が少ないと言えども
1ドルを納める手間を考えると
わざわざ申告する人って
どれ位だったのだろうか。


市制50周年を祝う行事に充てるためならと
喜んでと1ドルを数回納める人もいたでしょうし、
税の納入手続きがめんどくさいとして
申告などしなかった人もいたと思うんですよね。

自己申告をしなかったとして
交通違反の罰金を無視する人に対して
強制徴収したり逮捕したりするのと同じ様に
何らかの罰則は、行き過ぎな感じがするので
喜んでと1ドルを納める人達だけで良しと
していたのかも知れませんが、

それであったら日本の各地域で
実施される花火大会や
我が神戸のルミナリエのように
地元企業や市民に寄付を募った方が
早いような気がするし
スッキリする気がするんですが
市民の意見がどうだったんでしょうかね。


もしかしたら
1ドル徴収することが目的じゃなくて
市政50周年の行事を市民に広く広報し
盛り上げるために
ユニークなやり方を考え出したのかも。

だとしたらそこで私の頭に浮かぶのが
海洋ゴミ問題のためという名目で
始まったレジ袋有料化。

でもちょっと待って欲しい。

来日外国人が驚く
無料ポケットテッシュと同じ様に
市場原理が働いてレジ袋が無料となっていたものが
海洋ゴミ軽減のためとの名目で
政府主導で始まったレジ袋有料化。

そもそも日本は殆どの市民の協力の元
事細かくゴミの分別化が行われ
積極的にリサイクルをして
日本を訪れた外国の人の間で話題になる位に
環境問題に取り組んでいたはず。


そんな状況でレジ袋を有料化して
レジ袋の使用料が幾らか減ったとして
どれほどの効果があるのだろうかと、
タバコのポイ捨てのように罰金制にする方が
筋道が通っているのではと疑問を感じていたら

途中から効果が無いことが明らかになると
あれは海洋ゴミ軽減の意識づけのためだと
案の定言葉が変わった。

レジ袋が無料であったのは
小売業者の戦略や努力で
レジ袋が無料になっていただけなので
今のレジ袋が有料化であることの方が
本来の姿かと思うので、

有料化に不満を感じる多くの人達は、
有料化そのものに不満をもっておらず
なんかスッキリとしない部分に
不満や違和感じているのではと思ったりしています。


今や小売業がただ利益を得るだけになってそうな
レジ袋有料政策。

税収を増やすためならレジ袋税とする方が
税収増の為には効率が良いと思えるし、
そう言ってもらえた方が
ちゃんとしたことに不満を感じられるし、

ええかっこをしたかったというのなら
愚かな議員にちゃんと文句や怒りを持てて
気持ちの良い不満や怒りを持てるのだけれども

少し捻くれている私なんかは、
聞き触りの良い名目のベールの下に
本当の姿や名目を隠している卑怯さや卑しさが
有るような無いような
むずむずとした気持ち悪い感じが
ぬぐい切れないんですよね。


環境への意識を高めるための広報だとするなら
1959年のアメリカの男子が髭を剃る度に、
女性はマニュキュアをする度に
1ドルの課税のようなやり方の方が
遥かに面白いやり方かと思ったりするんですよね。




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