京都 松尾大社Ⅱ | 神戸カウンセリング花時計

神戸カウンセリング花時計

催眠療法&心理療法
悩みの解決やストレス解消、日常の出来事や思いついたことを自由気ままに掲載


霊亀の滝まで本殿がある境内から
ある程度の山道を奥に進むと思っていたのですが
亀の井のすぐ近くだったのが有難かったなあ。

霊亀の滝の鳥居の下で両手を合わせて
何も祈らず自然を感じてみました。





松尾大社には、現代の作庭家・重森三玲氏が
徳島県吉野川から約200の青石を運び作庭した
3つの庭園『松風苑』の観賞へと向かいます。




松風苑 入り口

頭上注意!

渡り廊下を潜った先にあるのが
松風苑一つ目の庭園『曲水の庭』。




松風苑 曲水の庭

『曲水の庭』は、平安貴族が慣れ親しんだ
雅遊の場を表現したもので
清流が曲線を描いて流れています。

清流の曲線を生み出す土手部分に
池の水際を美しくみせる州浜の手法が
用いられていると思われますが

まるで水の中でうごめく
龍の胴体のようにも見えます。





このような庭園内に浅い川の流れがあった
名勝『無鄰菴』の庭園が浮かびました。

水が緩やかに流れる様なのか、
流れる水が生み出す音なのか、
私は、けっこう好きなようです。














即興の庭

この庭は、当初の計画にはなかったもので
即興で作庭した庭なので
この庭に付けられた名称が即興の庭。

そのまますぎるぅ。



松風苑 上古の庭

『上古の庭』は、曲水の庭に隣接する庭で
古代祭祀の場である磐座を模して作庭されています。






奥の巨岩二つは、松尾大社の御祭神の男女二柱を、
地面に植えられたミヤコザサは高山の趣きを、

それらを取り巻く多数の石は、随従する諸神の姿を
巨岩によって表しているとのことです。




松風苑 蓬莱の庭

松風苑の最後の庭園『蓬莱の庭』は、
楼門近くの茶屋の奥にあって
店内から観賞することも出来ます。

蓬莱とは、不老不死の仙界のことで
仙人が住む山を蓬莱山と言い
鎌倉時代に蓬莱思想が流行したことで
作庭に多く取り入れられています。






蓬莱の庭は、
回遊式庭園となっていて池の周りを巡り
一歩毎に変化する景観を楽しむことができます。

無人販売している鯉の餌を発見したので
何年振りだろうか。鯉の餌やりを楽しみました。






それにしても蓬莱の庭の鯉って
餌への群がり方が半端なかった。

何日も食べ物を口にしていないかのように
鯉同士が必死になって餌を奪い合う様子を見ると
もう一袋購入して餌を与えてあげたくなりますが、
どう見ても彼ら全員、丸々と太ってるんですよね。
















正面奥に見える茶屋の窓からも
蓬莱の庭を観賞できます。






上古の庭の裏側で感じた山の緑の気持ち良い空気、

現代では森林浴と言うのでしょうが
古代の人々があの空気感に
神秘的なものを感じたとしても
不思議ではないなと思うのです。

素晴らしい空気を吸って、美しいものを触れて
これでまた寿命が数年伸びたに違いない。

これで京都最古の神社と言われる
松尾大社の参拝を終えて次の目的地へと向かいます。




催眠療法&心理療法 
神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


gooブログ