神戸市垂水区塩屋の高台へのコミュニティ交通が2016年2月1日から走り始めました。
地域の方々の念願だった、コミュニティバス「しおかぜ号」の発車式が、ジエームス山イオン前で盛大におこなわれました。主催者の予測を越える300人近い参加。それだけ期待も大きいのでしょう。しかし、回数券の売れゆきはまだまだのようです。
バスとはいえタクシーにシールをはっただけ、塩屋地域を6コース走り、1回300円です。
この取り組みは全国的に珍しく、神戸ではじめて。成功すれば神戸全体に広がる可能性もあります。交通困難者にとっての希望の星になってほしい。
神戸市はバス路線を求める要求に「バス路線は基本的に採算が成り立つ需要があることが前提となり、運行するかどうかは事業者の判断に委ねられている」とし、「バス路線開設のためには、地域の交通問題に対する住民の主体的な取り組みが重要である」との態度。すべての市民の移動を支援する態度ではありません。