こんばんわ、神戸っ子のケイスケです。
といっても、もう30代半ばなんですが、つい最近まで女子と手を繋いで歩く自分を想像できずにいました。
世間の男女が手をつないで歩く様を見て、自分には訪れないと幸せと絶望。
ましてや神戸の街に繰り出すなんてトンデモナイ世界。
あの日までは。
何故かネットの世界でモテ始めた僕の運命は人生初のソロちゃ！そして
はい、僕がファーストモテを体験したのは、ネット上でひと昔前に流行った自分の分身に着せ替えをしたり、サイトの住民たちと交流したりするアバターサイト。
自分自身、モテようと思ってそのサイトに登録したのではなく、何かのポイント欲しさに登録しただけの、
なんの思い入れもないサイトだったんだ。
無料のアバターを着せ替え、背景や架空の自宅も何の装飾もないテキトウすぎる設定だったんだけど、ある事件をキッカケに僕はモテた。
そのサイトではマドンナ的なA子さん。
訪問ランキングや装飾ランキングで断トツ一位の彼女は、いろんな男に言い寄られていた。
僕とは住む世界が違う彼女が、彼氏にフラれたか、旦那ポンに怒られたかでショゲてたんだよね。彼女が呟く度に100ぐらい男子コメントがサッと付くんだけど、その日は朝の9時。
男子どもは出社の時間さ。
僕は夜勤明けでたまたまその呟きを見てて、誰もコメントしないから僕がしないといけない気がして「A子ちゃんなら絶対切り抜けられるよ」的な、当時は超他人事なコメントをしたわけ。
そしたら、A子さんの人生相談に突入してしまってさ。
女子を落とすなら弱り切った時がチャンスと身をもって理解した俺
何故かそれからも、取り巻きの男子たちがいない時間帯に、二人だけの秘密のチャットが始まったんです。(/ω＼)
確かに最初は、A子の彼氏だか旦那だかの暴力に困り果てているって話題中心です。僕は、女子の相談になんて乗ったことがないわけだから、ネットで色々情報を漁って彼女に報告するわけです。
・日本のどこかにシェルターって避難施設があるらしいよ
・弁護士に相談したら追い払ってくれるらしいよ
僕は、下心なしに（童貞だったからね）彼女の役に立つならと色々調べた。
もちろんA子のアバターはイケイケのネエチャンだったけど、リアルの本体はすんげーブスかもしれない。
それでも、僕は安っぽい正義感を振りかざして「彼女を守ってあげたい」って奔走していた。
そんなある日、彼氏or夫のDVの話題がいつの間にか僕に話題に変わっていたんだよね。
- ケイスケ君は何が好きなの？
- ケイスケ君はどんなタイプの女性が好きなの？
- ケイスケ君はどこに住んでるのって。
母ちゃん以外の女子から質問攻めにされた記憶が生まれてこの方ないから、好きなのはアクション映画かな、好きな女性のタイプは優しい人かなとか、僕はもう生まれも育ちも神戸ですとか、自分は童貞だからどうのとかって、よけーなことまで口走ってしまった俺。
でも、A子が最後に言い放った言葉は今でも忘れない。
じゃあ、私が男にしてあげようか？
じゃあ、私が男にしてあげようか？
じゃあ、私が男にしてあげようか？
女子を落とすなら弱り切ったチャンスを逃すべからずまとめ
僕はこの時はまだ「弱り切った女子を落とせば」なんてテクニックは毛頭ない。
それよりも、A子が僕に会いに東京からやってくる、人生初のさしオフにソワソワですよ。本当に僕は童貞卒業できるんか？！って眠れねー。