日々是学習 ~音楽と勉強と~

日々是学習 ~音楽と勉強と~

毎日、新しいことに出会う。知らないことを知る。これって毎日生きてるだけで勉強ってことですね!

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前回プレッシャーに強い子弱い子といった内容の記事を書いた。

今回はプレッシャーにあまり強くない生徒の話。

 

現在受け持っている、とある中学生男子の生徒の話だ。

彼は普段からなんとなく、漠然とした「やらんとあかんな」という義務感や焦燥感を持っていた。

だが「やらんとあかん」けど「今はその時ではない(ことにしよう)」という人間特有の理論で本気を出すことなく日々を過ごしていた。

そんな彼に転機は訪れる。受験学年の到来だ。

 

3年に進級する直前の春休み、「今はその時ではない」から「明日あたりがその時だ」に意識をグレードアップさせた彼は頑張りを見せ始める。

だが「明日あたり」なだけにエンジンの調子は50%だ。

ここでさらなる転機が訪れる。自分より成績が下だと思ってた同級生の謎の成績アップだ。

「夏は受験の天王山」こんなのは全くの嘘である。夏はみんな頑張るのだから、自分が多少頑張ったところで成績は変わらない。

頑張らなかったやつが坂道を転げ落ちるだけである。

だから成績を上げたい人は夏に入る前にエンジンをふかすのだ。

彼は一気に抜き去っていった同級生の背中を目の当たりにしてようやくエンジンをかけることが出来たようで、夏休みの間とても頑張っていた。

今まで嫌々やっていた私立対策も積極的に行うようになり、私はとても助かっている。

目の色が変わるとはこのことだと彼のことを見て満足気にほほえむのであった。ニッコリ。

 

 

というように男子生徒は中3から急に伸びるという通説を垣間見た瞬間であった。

女子がこの通説に当てはまらないのは、やはり女子のほうが先に大人びて現実主義になるからだろう。

コツコツと積み上げるのが得意な人が多いので急激な伸びは男子のほうが目立つのだな。

 

彼の受験まではあと半年であるが中だるみしないように頑張って欲しいと思う。

彼は別に私のブログなどチェックしていないのでいいのだが、これが伝わると調子にのってしまう。

お母さんがこれを読んでアッウチの子ちゃうん!って思っても本人に伝えないようお願いしたい。

 

私が子供の頃、月イチで届いたなんとかゼミのダイレクトメール。

マンガだけ読んで捨てていたあのダイレクトメール。

 

だいたいのマンガの流れはコチラ。

 

中学生だ!部活だ!しかし部活レギュラーになれず

テストを返すぞー

ウソ!? こんな点数・・・・・・

部活もテストもダメじゃんオレ

先輩はレギュラーで成績も優秀 どうなってんすか!

実はなんとかゼミをやってるんだ 超効率でなんたらかんたらでウッハウハさ!

母さんオレもなんとかゼミをえー続くのあんたいつもええいオレは変わるんだワッショイ

(中略)

君もオレのようになりたければなんとかゼミさ!

 

よくネットで話題になるのはウソ!?の部分。

たいていは70点前後で「ウソ!?」 場合によれば80点を超えても「ウソ!?」

中1の1学期中間たいした内容を勉強していないので大して差がつかないため、平均点は70点を超えることも多い。

初回のテストってことでみんな勉強するしね。

しかし中1も終わりに差し掛かる頃には平均点は50点くらいに。

平均60点もあれば「今回は甘くしすぎたな、次回はしっかり作ろ」と先生側が反省しかねない。

 

ここでこのマンガの言いたい傾向が見えてくる。

たいして勉強せずに70点取れる人なら勉強すれば高得点が狙えますよ!

そりゃ当たり前だ。

30点35点41点28点36点 「ウソ!?よーしなんとかゼミだ!」 こうではないのだ。

 

中1の最初の時点で90点の人(A君)  70点くらいで平均の人(B君) 40点の人(C君)がいたとしよう。

これをドラクエで例えるとすると

A君はレベル30でその時点で買える最強の装備を装備した人。C君はレベル1の裸だ。

B君の中にはレベル30だけど裸っていうのもいれば、レベル10だけどとりあえず装備はよくしましたってのもいるかもしれない。

 

ここでテストの点数にビビって塾へ行きましょうとなる。A君はすでに行っているが。

集団塾では一律の授業を受けることになる。するとレベルがすでに30あるA君や、一部のB君にとってはすごく効果の高いものとなる。

だがB君の中には今はレベル(基礎学力として計算能力や語句の知識)を上げたほうがいいって人もいるだろう。

C君に至っては「この武器どうやって装備するんですかー?カッコワライ」てなもんだ。

そういったケアをしてくれる塾をしっかりと選ばねばならない。

12年間でついてしまったA君とC君の差は、残念ながら3年で埋めるのは不可能に近い。

C君が四則計算を水準以上にできるようになる頃にはA君はさらにレベルが上がっているのだ。

 

レベルはすでに一線級のB君は教える立場からすると、とても楽な存在だ。

グングンと知識を吸い込んでいくし目に見えて成績が上がってくれるからである。

とはいえA君との間にある壁は超えがたいものであるが。

 

基礎学力は一段劣るが勉強時間でカバーしていたB君は忍耐が必要だ。

多分にもれず彼らは、潜在的に勉強は敵だと思っている。

成績が悪いと母親がうるさいから仕方なく勉強しているのだが、大半の中学生はこういうタイプではなかろうか。

なんとかテスト範囲に食らいついてある程度の点数を叩き出す根性はあるのだが、着実に積み重ねたものがないので実力テストという魔王の前に膝を折ることとなる。

彼らに本当に必要なものは着実に積み重ねるべき基礎学力の向上なのだが、勉強の中でも極めて地味なそれは生徒本人からしてもつまらないものだし、なにより成績に反映されるまで時間がかかるのだ。

 

さて話が余計な方に言ってしまったが、なんとかゼミひとつとっても相性のいい子供、相性の悪い子供がいるのだ。

子供にとって必要なのは一体何なのかを見極めて塾に行かせることをおすすめしたい。