昨日は百貨店勤務。
朝礼で厳しい忠告を頂きました。
数日前、TVで、関東地方にあるわが百貨店が取材された際、
TVに映っていた、従業員のお辞儀が、日本式のお辞儀でなく、
韓国式の”コンス”というお辞儀だった。
というクレームが、TV局に来た。
とのこと、、、
「改めて、日本式のお辞儀を確認しましょう~」
ということでした。
× × ×
たかが お辞儀ぐらいで、TV局にクレームするなんて、、、
世の中ヒマな人もいるもんだな~・・・・と思いつつ。
その韓国式の”お辞儀”とは、どういうものなのか、、
それが日本式の”お辞儀”とは、どう違うのか、興味がわいてきました。
× × ×
調べたところ。
本来、日本式お辞儀の仕方とは、次のとおりだそうです。
(これは女性のお辞儀です)
手の位置は、丹田のあたり、
手の重ね方は、左手が上で、右手は下。
肘は締める。
韓国式 ” コンス”とは、コレ。
手の位置は、おへそのあたり。
女性は右手が上。
右手と左手の親指をクロスさせて、残りの指はそろえる。
お辞儀しながら、両肘を張る。
日本も韓国も、
着物の文化、チマチョゴリの文化で、
こういう形が出来上がったんだと思います。
どちらが美しくて、どちらが下品、、、
という話ではなく、
「お辞儀」というのは、相手に敬意を示すもの。
しかし、問題は、
最近の日本の接客業や、マナースクールが、
韓国式のお辞儀を「正しいお辞儀」だと、
堂々と教えてしまっていて、
接客業の人々さえも、何が正しいのか、
わからなくなっている、
ということです。
× × ×
YOU TUBE で、 立ち居振る舞いや、マナーの動画は
たくさんありました。
お辞儀についてのレクチャーもたくさんあって、
サクっと、拝見させて頂きましたが・・・
ほとんどの動画は、「姿勢」や「角度」の話ばかりしていて、
何が「日本式」で、何が「正しい」のか、話していません。
プロのマナーの先生でさえ、
堂々と韓国式のお辞儀をしてしまっている・・・
それって、どうよ、と、思ってしまいました。
× × ×
エラソーなこと、言っている私も。
中国式のお辞儀はどうなのか、わかりません。
調べてみたいと思います。
西洋式は、頭を下げず、ドレスの下で、膝をチョコンと曲げるものだと
聞きました。バレエのレッスンでもそのようにしていました。
タイ式はこんな感じ。
「 サワディ・カ~ ! 」
バンコクの百貨店の従業員さんもこのようにお辞儀していました。
とても感じが良いと思いました。
だからこそ、
日本の百貨店では、日本式のお辞儀を大切にしてほしいと
思いました。