『 S/Mオペラ 』 で 「川島芳子役です!」と言われた日。
私は 「こりゃあ。。。軍服着るしかないな」 と思い、
さっそく中国から軍服を取り寄せました。
中国はコスプレ工場の王国。
どんな服でも、けっこう中国では見つかる。
あまりコテコテのオトコマエな軍人ではなく、
どこか「女性らしさ」が匂う着こなしをしたかったので、
ブラウスを着ず、首元にネックレス、本番は耳にピアスをしていました。
そしてブーツを履いて、、、自分では、キマっていたと思っていました。
× × ×
しかし、舞台があけて数日後・・・
舞台を見に来てくださった中国人紳士に、、、
「 順芳さんの川島芳子はよかったよ。
緑の軍服も似合っていたよ。
だけど、あの軍服は国民党の軍服だよ。
だから時代的におかしいよ・・・」
と、耳の痛~いご指摘が・・・
調べてみたら、確かに国民党の軍服でございました。
『 S/Mオペラ 』 は、ファンタジーエンターテイメントでありますが、
お気づきの方には、ここにてお詫び申し上げます。
× × ×
しかし、よく考えてみると、、、、
川島芳子は、事実、中国人でありながら、日本軍(関東軍)の
スパイとして働いていたワケで、
それを理由に 汉奸 ( 中国人を裏切った者/中国人のクセに敵国のために働いたもの )
として、銃殺刑に処刑されたので、
中国軍の軍服を着ていたら、おかしい、ってワケです。
ってことは、、、
川島芳子が着てたのは、日本鬼子(関東軍)の軍服??
関東軍には、男しかいない、、、
あのダサイ土色!?
× × ×
納得がいかなくて、実存する川島芳子の写真を探してみました。
川島芳子 (ネクタイ姿)
川島芳子
当時発売されていた、ブロマイド。
サイン入り。
こちらはネクタイなし。
あれ・・・?
軍服に統一感がない、、、、
× × ×
調べてみたところ、こんなことが考えられました。
◎ 川島芳子のスパイ活動については、実際は不明確で、
本当に活動していたのか、不明である。
◎ 事実として、残っている記録は、満州国にいくことを、嫌がって
いた愛親覚羅溥儀の妻・婉容を説得し、天津から満州まで、
連れ出したこと。
◎ 川島芳子は軍人ではなく、村松梢風が書いた小説 『男装の麗人』
のモデルであり、マスコミが産んだアイドルであった。
↓
実際に、川島芳子は、ヘタな歌でレコードも出しているし、
ブロマイドも売りまくってるし、雑誌に取材されまくり、
軍服着て、ヘリコプターからパラシュートで降りてくる映像
で、女の子たちがキャアキャア言っていたらしい。。
冷静に考えてみると、スパイにしてみれば
目立ち過ぎる行動である!!
川島芳子ってのは、スパイなのではなく、、、、
アイドルだった、というワケね。
というワケで、、、
川島芳子の軍服は、決して本物ではなく、
今で言う コスプレ だったということです。
これは、数年前、黒木メイサさんがTVドラマで、
川島芳子役をされた時の軍服です。
中国軍でも関東軍でもない。
彼女のためのオートクチュール・コスプレだったんですね。





