プリエ | 神戸駅前バレエ教室

神戸駅前バレエ教室

神戸駅前ハーバーランドで子供たちにバレエと体操の基礎を教えながら、全国各地のバレエ教室へ身体作りを指導しにいっています。

見学会が近づいてきました。


今週の水曜クラスでは、先週の練習動画をみんなでチェックして、各自のできていないところを洗い出すことをしました。


それらを意識して、できるようになったところもあれば、まだまだのところもあり、さらなる練習が必要だなと感じさせられます。




舞踊というのは、語学に似ています。


単語をたくさん覚えても、それらを繋げることができなければ、文章にはならないように、一つ一つの動作がわかっていても、それらを繋げることができなければ、踊りにはなりません。


特にバレエは、それらを繋げるための“文法(ルール)“が人工言語のように体系化されており、しかも厳格です。


それゆえに、バレエ用語だけで振付の意思疎通が成立するため、世界中どこの国でも通用するのです。




今回の振付では、動作と動作の繋ぎとして、毎回のように、次の動作の準備のための「プリエ」を入れています。


しかし、それが抜け落ちると、直後の動作がきちんとできなくなってしまうため、連鎖的にすべてが崩れてしまいます。


これは、「だから」「しかし」などの接続詞の欠如に似ています。


ここが今1番の課題になっています。




まだまだ個々の動作=単語を覚えるだけでも一苦労ですが、見学会などで振付に挑戦することで、ルール=文法への理解も深まります。


そして、ルールに慣れてくれば、もっと簡単に振付を覚えられるようになり、一つ一つのステップの細かいところにも意識ができるようになってきて、上手に踊れるようになっていきます。




来週はついに最後の練習です。


「動作を繋げられるようにすること」を課題として、プリエへの意識を高めていきたいと思います。